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03月15日-03号

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  1. 恩納村議会 2021-03-15
    03月15日-03号


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    最終取得日: 2023-06-05
    令和 3年  3月 定例会(第2回)令和3年第2回恩納村議会定例会 会議録招集年月日令和3年3月15日招集の場所恩納村議会議場開会議・閉散会の宣告開議令和3年3月15日10時00分議長又吉 薫散会令和3年3月15日16時37分議長又吉 薫議員の出欠(出席 ◯印・欠席 ×印)番号氏名出席番号氏名出席金城重治10糸数 昭◯2安里周作◯11宮崎 豊◯3島袋裕介◯12仲田 豊◯5大城 保◯13吉山盛次郎◯6佐渡山 明◯15山城良一◯山田政幸◯16喜納正誠◯8外間勝嘉◯17又吉 貢◯9大城堅三◯18又吉 薫◯会議録署名議員17番又吉 貢1番金城重治職務のために出席した者の職・氏名書記山城達也◯事務局長仲村泰弘◯書記比嘉智子◯地方自治法第121条により説明のため出席した者の職・氏名村長長浜善巳◯農林水産課長宮平 覚◯副村長外間 毅◯福祉課長長浜保治◯教育長當山欽也◯健康保険課長新里勝弘◯会計管理者平安名盛◯税務課長親泊 誠◯総務課長山城雅人◯村民課長新城綱規◯企画課長喜久山 隆◯学校教育課長石川 司◯建設課長屋良朝也◯社会教育課長長浜健一◯商工観光課長山田俊幸◯上下水道課長崎山 敦◯      令和2年第2回恩納村議会定例会(3月定例会)               議事日程(第3号)                          令和3年3月15日日程議案番号件名備考第1 会議録署名議員の指名について指名第2 一般質問 ①12番  仲田 豊 ②11番  宮崎 豊 ③ 2番  安里周作 ④10番  糸数 昭 ⑤ 5番  大城 保 ⑥ 9番  大城堅三 ⑦ 6番  佐渡山 明       令和3年第2回定例会一般質問(3月15日)議員名   タイトル仲田 豊 ①新型コロナウイルスワクチン接種について…………………………………………●宮崎 豊 ①生活困窮者の救済…………………………………………………………………………● ②恩納村の男女格差…………………………………………………………………………● ③小学校の安全対策…………………………………………………………………………● ④SDGsと電気自動車 ………………………………………………………………………●安里周作 ①万座毛の環境整備について………………………………………………………………● ②住み続けられる街づくり観光産業の量から質について………………………………● ③赤土流出対策について……………………………………………………………………●糸数 昭 ①県民の森について…………………………………………………………………………● ②村道について………………………………………………………………………………● ③商工・観光業の振興について……………………………………………………………●大城 保 ①万座毛周辺活性化施設について…………………………………………………………● ②沿道除草対策事業について………………………………………………………………●大城堅三 施政方針より ①水産業の振興について……………………………………………………………………● ②商工観光業の振興について………………………………………………………………● ③沖縄科学技術大学院大学の推進について………………………………………………● ④恩納環境保全条例などに基づく土地利用の誘導について…………………………●佐渡山 明 ①村のコロナ感染症対策(予防)について………………………………………………● ②コロナ対策支援事業について……………………………………………………………● △開議 10時00分 ○議長(又吉薫)  おはようございます。これより本日の会議を開きます。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議規則第120条の規定により、本日の会議録署名議員は、17番・又吉 貢君、1番・金城重治君を指名いたします。 日程第2、一般質問を行います。一般質問の発言時間は、答弁を含めないで20分以内といたします。順次発言を許します。12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  おはようございます。議長の許可を得まして、順次質問いたします。1年前の3月11日、WHO世界保健機関新型コロナウイルス感染拡大についてパンデミック世界的大流行と表明しました。その時期、我が国において、新型コロナウイルス特措法が成立し、令和2年4月7日から5月16日まで7都道府県に感染防止のための非常事態宣言が発令され、瞬く間にコロナウイルスが全国的に感染拡大し、4月16日には全国規模で非常事態宣言が出されました。いわゆるコロナウイルス襲来の第1波で、その後も感染が止まらず、第2、第3波と続き、今日でもまだまだ収束のめどが立たず、さらに感染力の強いコロナ遺伝子が流行の兆しを見せております。不要不急の自粛要請、諸外国との航路往来の禁止、会社の休業、学校の休校、社会活動の制限等、日々活動の分断で未曽有の様相が映し出されました。新型コロナウイルスの脅威が世界に蔓延し、人類を窮地に陥れ、目に見えぬ敵を撲滅する特効薬に開発不透明な挑戦に挑み、世界の科学者は日夜問わず知恵を絞り、研究に研究を重ね、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、海外の大手製薬会社から有望なワクチン開発の成果が相次いで発表され、実用化への期待が高まりました。通常は数十年以上かかるとされるワクチン開発だが、約8か月と異例の速さで、申請までたどり着いた米製薬大手ファイザー社、4万人以上が参加した臨床試験、治験では95%の有効性が示され、深刻な副作用も起きず、感染予防効果がどの程度続くか、今後の研究を待たなければ分からない部分も残されております。またファイザー社のワクチンは摂氏マイナス70度前後でなければ長期保存できないということが普及のネックになるとの指摘もあります。同社は今年中に最大13億回分のワクチン製造を見込んでおり、日本政府は今年6月までに6,000万人分の供給を受けることで、基本合意しております。その他イギリスアストラゼネカ社、アメリカのモデルナ社の3社から計1億4,500万人分以上を購入することで、契約合意に達しております。このようにコロナ収束の切り札となるワクチン接種が厚労省によって米ファイザー社のワクチンが承認されました。そして想定するコロナワクチン接種の流れを公表し、先月2月17日から医療従事者向けの約1万人程度先行接種が始まり、医療従事者に対する接種は国や都道府県が取組、その他は市町村が実施対象になっており、高齢者向け優先接種3,000万から4,000万人接種、その他慢性疾患の方優先が市町村実施になります。かつてない前代未聞の労作業で、実施体制に万全を期して臨んでいただくため、村の保健課の体制、地元医師会等の協力体制はどうなっているのか、令和3年本村施政方針6ページ、(3)に「新型コロナウイルス感染症対策について、このように述べております。新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種については、対策班を早々に設置し、全庁的に取り組んでいるところであります。村への円滑な接種を実施するため、村内の医療機関、北部医師会と必要な体制の確保に取り組んでいるところであります」とあります。そこで質問いたします。接種に向けた体制、人材確保はどうなっていますか。それと全庁的にワクチン接種の対策班を設置と述べております。対策班はどのような体制ですか。北部医師会との関係、看護師、恩納クリニック、その他の診療所との関係はどうなっているか、確保はなっているのでしょうか、そういったところを質問いたします。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  お答えいたします。対策班につきましては、現在、福祉課と健康保険課のほうの母子係2人、健康づくりの2人の兼務で主に事務を進めているところでございます。医療スタッフの派遣につきましては、今、北部医師会と調整を進めておりまして、北部医師会のほうからは医師1人、看護師2人の5チームを14回ほどは派遣できるだろうということで、調整を進めております。また人材確保につきましては、4月から保健師2人、事務方を1人ということで、人材確保を進めているところでございますが、日常の業務においてもやはり専門職というのは確保が難しくて、まだ確保できていない状態でございます。それと恩納クリニック西大條診療所とはいろいろ調整会議を行って、個別接種に向けた体制とか、いろいろ調整を進めて意見交流をしているところでございます。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  まだまだこういった人材の確保の段階で医師とか、そういったのは相談しているところであるということですので、早めにこういった確保をお願いしたいと思います。次、2番目の質問に移ります。ワクチン接種には集団接種、それから個別接種があります。4月12日から65歳以上の高齢者接種が予定されております。4点ほど伺います。個別接種は診療所だと思いますが、どの診療所ですか。あるいはまた集団接種の場所、特設会場はどこで何箇所設置しますか。3つ目、集団・個別接種は併用で行うんですか。それから透析患者、重度患者の移動困難な接種はどういうふうにしますか、この4点を伺います。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  現在接種については集団接種、個別接種、両方で行っていこうと考えております。今、北部医師会との調整の中では、ある程度の方は集団接種でこなしていこうということで、集団接種を中心に進めていこうと考えております。個別接種につきましては、先ほど申し上げました村内の恩納クリニック西大條診療所、この2か所で個別接種は行うということになっております。集団接種の会場におきましては、ワクチンの配分量が県からやっと示されたところでございまして、恩納村に1箱約1,000人分の接種量に相当するものですが、4月末、5月前半に1箱、これで約2,000人ということでの配分が今、国から示されておりまして、その配分量を調整しながら、これは北部医師会との日程調整に入っていくという形になるかと思います。会場につきましては、当初赤間ドームというところも想定しておりましたが、住民健診を行っているように、校区ごとの公民館とかを利用してやっていくのか、今そこのところを内部で調整しているところでございます。高齢者につきましては、交通手段というのが限られるということでございますので、新年度予算のほうにも計上しておりますが、バス等の送迎を計画しているところでございます。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。
    ◆12番(仲田豊)  まだ調整中であるということで、例えば今年度の当初予算の説明には、44ページにありますけれども、まずは恩納村民1万1,000人に接種2回を接種すると。これが100%になっておりますけれども、65歳以上が2,000人ほどということになっております。疾病のある方が690人となっております。その移動体制というのはどういうふうにやるか、先ほどバスから移動するということですけれども、そのバスというのは、何ですか、当初予算にもありますけれども、使用料が、賃借料があるわけですけれども、それに充てるわけでしょうか、お願いします。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  当初計画しておりました新年度予算は赤間の多目的広場での実施を想定した予算組みでございます。そこにワクチンの配分量によって、各字の公民館に集まってもらいまして、ここで送迎していくという計画をしております。その中にはまた地域の区長などの協力も必要ですので、今回特別な事業でありますので、委託料というか、報酬というのを設けて予約とか、地元の協力もお願いできないかということで、今、調整を進めているところでございます。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  先ほど課長のほうは答えていなかったんですが、重症患者、重度の患者さん、透析患者、こういった移動は、例えばお家に寝たきりであるとか、もちろん施設は施設でやると思いますけれども、お家にいる方はどういうふうな移動体制をとるか、お答え願いますか。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  在宅で介護されているとか、身動きが厳しいという高齢者につきましては、これはまた医療機関と調整した上で、どういう対応ができるのかということを検討していきたいと考えています。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  新型コロナウイルスワクチンの接種は、義務ではなくて努力です。自分の意思表示によってやるわけです。ですから自分はやりたいのに、これができなかったということがないようにひとつよろしくお願いします。3番目の質問に移ります。米ファイザー社ワクチン摂氏マイナス75度で保存が必要と言われております。適切な温度管理が必要とされ、ディーブフリーザー、超低温冷凍庫というのがあるんですが、そのワクチン保存用の冷蔵庫が急ピッチで、国内で製造が行われております。2月9日には県立中部病院医療従事者ディープフリーザーが届いております。これは新聞紙上の報道であります。本村はディープフリーザー低温冷凍庫はどこに設置予定していますか。そのものが届いていますか、それとも届いてなければ、いつ頃届きますか、お願いします。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  お答えいたします。恩納村には基幹型設置布設ということで指定しているのが、先ほど答弁しました恩納クリニック西大條診療所でございます。ディープフリーザーにつきましても、この両医療機関のほうに設置済みでございます。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  先ほど課長から答弁をいただきましたけれども、米ファイザー社のワクチンは1箱95バイアル入っていると言われておりますけれども、設置場所から、例えば先ほど公民館から移動する場合があるということで、特に気をつけなければいけないのはどういったことでしょうか。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  お答えいたします。この管理方法につきましても昨日でしたか、国のウェブ会議のほうで示されたところでございまして、保冷庫において少なくとも3時間以内では移動してほしいということでございまして、あとはまた詳細につきましては、今後また医療機関等の指導を仰ぎながら慎重にやっていきたいと考えております。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  それは5時間以内に接種しないと何か効かないというふうに聞いた覚えですけれども、その時間内に接種できるようにひとつ対策班はお願いしたいと思います。次、4番目の質問に移ります。米ファイザー社のワクチンが特例認証され、政府の想定するコロナワクチン接種の流れを発表しました。接種は医療従事者向け先行接種、国、都道府県が調整主体となっております。高齢者向け優先接種とその他の人、持病のある慢性疾患は優先、それから市町村が実施主体となっております。国際社会でワクチンの争奪戦がニュースで報じられております。供給はどうなるか定かではありませんが、流れはそのようになっております。県内のワクチン接種の流れも発表しております。既に実施されている医療従事者5万5,000人、4月12日から65歳以上の高齢者約32万人、基礎疾患のある人、高齢者施設などで働く人は今のところ未定ということで、これは沖縄タイムスの2月27日の新聞に掲載されておりました。それから16歳以上の一般住民は、夏以降の流れになっております。あくまでもワクチン配送によっては流れも変わると思います。地方自治体のワクチン接種主体は市町村であります。先ほど言っていましたとおり、5月何日、改めてまたお願いします。想定スケジュールはどうなっているか、もう一度お願いできますか。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  お答えいたします。今、想定スケジュールということでございますが、先ほど申し上げたとおり、4月の末、5月の前半に1箱ずつ、これは1箱で約1,000名、1,000回分ですか、2,000回分ということのワクチンの供給が示されております。この2,000名というのは、高齢者につきましては、約8割を想定して、2,000名ぐらいは接種するだろうということで、予算を計上しておりますが、その中で75歳以上を先行して接種していくのか、それから5月前半のワクチンの今後の供給量の違いが、また変化があれば65歳から一挙に集団接種をするのか、やるとしても5月の中旬からの開始になるかと考えております。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  ワクチンはシリンジ等で、当初5回接種できるということでした。6回まで許されるということでしたけれども、希釈用のシリンジ確保もしっかりできておりますかどうか。注射器です。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  接種に伴う注射器等の医療機器につきましては、その配分量に応じて国から配分、郵送されてくるというふうになっております。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  今は何と言いますか、はっきりしたことは分からないと思いますけれども、ある程度の想定はしておかないと、いざワクチンの接種を開始した場合は戸惑う部分もありますので、ひとつそういったところも早め早めの対策をとっていってください。それから次の5番目の質問、接種券(クーポン券)の発行ですが、接種券(クーポン券)は各家庭に郵送で来ると思いますが、先ほどの1万1,000人、村内の人口に値します。米ファイザー社のワクチンは3週間をめどに2回目の接種が必要と言われております。その数字は2回目の接種数も含まれているのですか、整理券の数はどうなっていますか。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  予算が2回分含まれているかということでございますか、これにつきましては2回分の計上になっております。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  2回目ですけれども、接種券は郵送されるわけですね。2回目はどうなるのか、郵送するのか、それとも1回目の郵送にスタンプ、検査済みということを押されて、次2回目お願いしますという内容で調整するのですか。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  クーポン券には1回目、2回目も含めて処理されるようなクーポン券になっております。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  接種する前に予診票というのがあるみたいです。その予診票を接種会場に来た場合に時間がかかることもありますので、この接種の予診票は接種券と送付時に同封できないかどうか、お願いします。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  予診票につきましては、国から正式に示されたのがやっと最近、ひな形が私たちのほうに送られてきております。今までワクチン接種クーポン券については全て準備されております。クーポン券の中に予診票をぜひ入れていきたいということで、事務方はその国から示されるのを待っていた状態でありまして、予診票は一緒に同封する形になるかと思います。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  次、6番目の質問に移りますけれども、原則としてワクチン接種は住民票のある住所地で行いますけれども、3月、4月になると分かれ、あるいはまた4月になると会うという機会もあります。その住民票も移したかどうか、今回は恩納村で受けたけれども、次回はどこか移動先に移るということになりますけれども、そういった移った住民票で接種券が来るのかどうか、こういったところはどうなりますか。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  お答えいたします。住所地外で接種を受ける場合は実際居住している市町村のほうに申請して、実際住んでいる市町村で接種するということになります。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  3月は卒業して、会社に就職、何と言いますか、会社を辞めてどこかに行くとかといった場合、例えば恩納村で受けた第1回の接種を2回目は変わったところで受ける。住民票が移った場合、その住民票が移った役場から接種券が来るのかどうか、意味分かりますか。これはどうなりますか。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  お答えいたします。今、仲田議員がおっしゃった例の場合は、転出した市町村からクーポン券は送られてこないかと考えております。それは再度事情を居住した市町村に申請するという形で、新たなクーポン券が発行されるような形になるかと思います。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  接種後15分から30分の待機が必要とされておりますけれども、アナフィラキシー、蕁麻疹、それがあらわれると。あるいはめまい、頭痛、吐き気などが起こるものがあると。それに対応する体制は、今からだと思いますけれども、そういった対応はできていますか。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  お答えいたします。個別接種で医療機関等で受ける場合は、その病院で対応できるかと考えておりますが、集団接種の場合はまず北部医師会からのお願いでありますけれども、消防との連携を十分とっておいてくれないかということで、今、調整しているところでございます。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  ワクチンはファイザー社のワクチンを使っておりますか、3社からなっているわけですが、アストロゼネカ社製とか、あるいはまたモデルナ社製とか、それもまだ認証されていないと思います。それが認証されれば、我々日本の国民にも接種すると思いますけれども、アストロゼネカ社製のものを打つのはファイザー社製のものが減って、減ってではない、使って後からアストロゼネカ社製とか、あるいはまたモデルナ社製を使うことになっているのか、それは同時に使うことになっているんですか。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  お答えいたします。今、国、県とのウェブ会議等の中では、ファイザー社以外のワクチンを使う想定での内容の調整は行っておりません。当分の間はファイザー社製のもので統一していくというふうに認識しております。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  16歳以上の方がワクチンを受けるようになっておりますけれども、これは来年の4月まで期間があるわけです。だからアストロゼネカ社米製薬モデルナ社のワクチンを使う場合もあると思いますけれども、それについて何と言いますか、使う時期はどの辺になるか、これお分かりでしたら、もちろんまだ使っていけないということになっておりますが、これを使う時期が来そうですか、それとも……、どう思いますか、健康保険課長。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  他のワクチンの使用についての情報は今のところ私たちのところには入っていない状態でございます。 ◆12番(仲田豊)  議長、12番。 ○議長(又吉薫)  12番、仲田 豊君。 ◆12番(仲田豊)  大体ワクチンの概要は分かりました。それで最後のほうに、冒頭に述べた施政方針、ウイルス感染対策について、最後のほうに媒体を駆使し村民に情報を提供、共有することで、村民と一体となり、感染対策に努めてまいります。そういうふうにうたっております。ワクチン接種については、情報が届かない実情であります。村民もあまり分かりません。ですから国の情報不足で担当課は苦慮していると思います。そういったことで、今や情報化時代ですので、ネットやスマホで情報を先取りできる時代であります。情報機器を使いこなせるのは若者である。高齢者は情報機器に不慣れな方が多くいると思います。高齢者の教育時代背景は鉛筆を使って、帳面への筆記です。先生がチョークを使って黒板へ文書を書いて、変えさせている。こういった時代がありました。ですから今年の9月からデジタル庁が創設予定されております。デジタル化に世界に遅れをとっているのが日本、とりわけ高齢者であると。あらゆる情報を一元化の方向へ今後進むものと思われます。デジタル化の格差がないように、誰一人置き去りにしないとの思いで、ワクチン接種の情報も分かりやすく、丁寧に媒体を駆使してほしいと思います。このことに関して、村長の思いを一言お願いして、新型コロナウイルスワクチン接種の質問は終わります。 ○議長(又吉薫)  村長、長浜善巳君。 ◎村長(長浜善巳)  昨年から続いております新型コロナウイルスの感染症、まだ先の見えない状態が続いております。本当に村民の皆様には大変御不便な生活を強いられているところでございますが、村といたしましても北部医師会と一緒になって、このワクチン接種に向けて今、進めているところであります。1万1,000名の村民の健康と命を守る。また安心できる医療体制を維持する、これは私たちの責務だと考えております。それと議員から今、御質問のありますこれから接種が始まっていくわけですが、この情報に関しましては、子供からお年寄りまで積極的に恩納村で開示できるところは積極的に配信して、また御老人の皆さんに対しては、地域の関係する皆さんの力も借りながら、丁寧に説明もしていきたいと思っております。以上です。 ○議長(又吉薫)  順次発言を許します。 11番、宮崎 豊君。 ◆11番(宮崎豊)  おはようございます。久々の一般質問で何回やっても緊張しておりますが、よろしくお願いします。今回生活困窮者の救済ということ、コロナウイルスに関連してですね、それと恩納村の男女格差、小学校の安全対策、電気自動車ということで4点通告しております。よろしくお願いいたします。私も1年前の話からしますけれども、1年前の3月の定例会において、コビット19、新型コロナウイルスについて質問いたしました。その時点では県内の感染者はまだ3名でした。このまま収束すればいいかなというふうな発言をしましたが、現状は皆さん御存じのとおり、第4波、あるいは変異型の流行が心配されております。オリンピックもどうなるか、現時点でもしっかり確定はしておりません。また沖縄県の緊急事態宣言は解除されましたけれども、関東の1都3県、宣言の延長が続いております。その影響もあって、村内のリゾートホテルをはじめ、飲食、レジャー施設等のお客さんの数は目を覆いたくなるような状態で、閑散とした事業所ばかりでございます。そこでさっき1番目の質問ですけれども、生活困窮者の救済ということで、先ほど申し上げました恩納村内のホテルやサービス業等に勤務する村民、またその事業者の状況について教えてください。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  議員の質問についてお答えいたします。一度目の緊急事態宣言により、売上げが激減した大きな事業所に勤める非正規従業員を中心に解雇、雇止めがあったと聞いております。中小企業者も大きく影響されましたが、雇用調整助成金制度を活用し、解雇まで至らなく、やむなく休業させられ、休業手当のみの収入になった村民もいたと聞いております。その後GoToキャンペーンが開始されますと、事業者の売上げは徐々に戻りましたが、雇用に関しては来客の状況を見ながら通常の資金状態に戻った方もいれば、引き続き休業を強いられた方もいたと聞いております。しかしながら、年末年始のGoTo停止は再び村内の事業者に、そしてサービス事業等に従事する村民を直撃いたしました。現在も客足の回復状況を見ながら、従業員の出勤を調整しているとのことも聞いております。今後は県の彩発見(さいはっけん)事業や、各種GoTo事業等、まずは県内の客、その後県外の感染状況が落ち着けば、県外客が戻ってくることを期待したいと考えております。以上です。 ◆11番(宮崎豊)  議長、11番。 ○議長(又吉薫)  11番、宮崎 豊君。 ◆11番(宮崎豊)  恩納村子ども・子育て支援事業計画、この中に産業構造という項目で、読み上げます。主に子育てを行っている世代の20代から40代の状況を見ると、20代、40代までともに宿泊業、飲食サービス業の割合が最も高くなっていると。恩納村は男女ともに宿泊業、飲食サービス業の占める割合が高い産業構造となっておりましたという報告があります。特にアルバイトや非正規雇用者の皆さんの生活のやりくりが特に大変な状況ではないかというふうに心配しているところでございます。そこで2番目の質問ですが、現在、生活保護を受けている世帯数、また申請状況等を教えてください。 ○議長(又吉薫)  福祉課長、長浜保治君。 ◎福祉課長(長浜保治)  お答えいたします。生活保護を受けている世帯数は、令和3年2月末現在、人口1万1,000名に対しまして、77世帯、93名、人口割合が0.8%でございます。令和2年度申請状況につきましては、3月現在16件の申請がございました。この内容ですけれども、主に疾病により就労が困難な方で、コロナの影響については2件となっております。以上です。 ◆11番(宮崎豊)  議長、11番。 ○議長(又吉薫)  11番、宮崎 豊君。 ◆11番(宮崎豊)  報告で93名の方がそういう状況にあると。しかし、コロナで直接ということはさほどの数字ではないという報告ではありましたけれども、この数字に上がっていないということも大変危惧されるわけでございます。そこで3番目の質問ですけれども、生活困窮者の相談窓口、その対応状況はどのようになっているか。例えばアパートとか、字の広報紙が入っていないというところも結構あると思うので、どういう状況で情報を発信しているか、その辺も含めて対応状況を教えてください。 ○議長(又吉薫)  福祉課長、長浜保治君。 ◎福祉課長(長浜保治)  お答えいたします。現在の質問はハのほうでよろしいですか、今、生活困窮者の部分です。その前に情報の発信ですけれども、主に福祉課としまして、毎月区長常会がございますので、いろんな発信は区長常会を通しまして、それと関係機関ですけれども、社会福祉協議会と連携を取りながら発信というのは行っております。先ほどのハの質問に対してお答えいたします。生活困窮者の相談窓口といたしましては、役場や村社会福祉協議会にて相談を受けております。その対応状況ですけれども、窓口受付件数、これは昨年、令和2年度の部分です。2月末現在で53件あります。相談内容によりまして、生活保護の申請、緊急小口・総合支援・住居確保・就労支援等、必要に応じて関係機関に連携をしながらつなげております。ちなみにですが、今年度については特に緊急小口や総合支援、この部分ですけれども、金額的には916件に対して3億3千万円余りの貸付けを行っておりまして、今後も恩納村社会福祉協議会と連携を密に取りながら対応していきたいと考えております。以上です。 ◆11番(宮崎豊)  議長、11番。 ○議長(又吉薫)  11番、宮崎 豊君。 ◆11番(宮崎豊)  相談窓口、今、答弁ありました社協、あるいは役場の窓口ということでありましたけれども、直接出向いて相談するのもちょっとそこまでなかなか行けないという状況の方もいるかと思います。直接そこに対応するような電話、それは設置されているのかどうか。もしあれば、その番号までお願いします。 ○議長(又吉薫)  福祉課長、長浜保治君。 ◎福祉課長(長浜保治)  お答えいたします。先ほど申し上げましたように、社会福祉協議会と福祉課のほうで連携を取って行っております。福祉課の電話番号、社会福祉協議会の電話番号、そちらのほうに通じればですね、特に先ほどの緊急小口の貸付け等につきましては、郵送でもそういった形で行っていますので、丁寧に説明した上で、なるべく申請者に負担をかけないような申請をしていただきたいと考えております。実際に今、行っているところです。すみません、ちょっと今メモがなくて申し訳ないです。 ◆11番(宮崎豊)  議長、11番。 ○議長(又吉薫)  11番、宮崎 豊君。 ◆11番(宮崎豊)  この支援ですけれども、最近の情報で片親世帯の支援から両親世帯まで支援の対象が拡充されたと新聞か何かで見たんですけれども、その辺の情報はどうなっているか、お願いします。片親から両親、要するに支援の枠が広まったという情報があったんですけれども、それを把握しているか。村の対応はどうか。 ○議長(又吉薫)  福祉課長、長浜保治君。 ◎福祉課長(長浜保治)  お答えいたします。すみません、その前に、先ほどの連絡先、ちょっと先ほどのパンフレットで連絡がありましたので、社会福祉協議会ですけれども、966-1193番。先ほどひとり親家庭の部分と両親という形になるかと思うんですけれども、ひとり親家庭の部分については、確かに手当の部分で1回限り1万円というのがありました。ただ、両親については、今こちらのほうでは把握ができておりません。以上です。 ◆11番(宮崎豊)  議長、11番。 ○議長(又吉薫)  11番、宮崎 豊君。 ◆11番(宮崎豊)  生活困窮者の救済の質問はこれで終わります。2番目、恩納村の男女格差に入ります。3月8日は国際女性デーでした。新聞などでは先月あたりからこれに関連した記事が大変多く見かけられました。また東京五輪パラリンピック組織委員会の森前会長の女性蔑視発言も大きな問題になり、女性の橋本会長に代わりました。さて、恩納村においてはどのような状況か。まず、イの恩納村役場において、学校関係者以外で管理職にある女性の数は何人か質問いたします。
    ○議長(又吉薫)  総務課長、山城雅人君。 ◎総務課長(山城雅人)  お答えします。令和2年度で職員134人中、課長級は14人で、10.5%となっておりまして、うち女性職員はゼロ人となっております。また、職員総数に対します係長級は43人で、32.1%となっておりまして、係長のうち女性職員は16人で、比率で申し上げますと37.2%となっております。以上です。 ◆11番(宮崎豊)  議長、11番。 ○議長(又吉薫)  11番、宮崎 豊君。 ◆11番(宮崎豊)  見渡しても皆さんの席に女性はおられません。家庭的な事情もあって、管理職もあえて望まないという場合などもあるかとは思います。SDGsに関しては県内でも他の地域に先駆けて進めている我が村であります。優秀な女性の管理職を積極的に登用することが望まれます。今後の取組についてどのような考えがあるか伺います。 ○議長(又吉薫)  総務課長、山城雅人君。 ◎総務課長(山城雅人)  お答えします。現在、管理職がゼロ人という理由といたしましては、職員数の比率でありますが、50代の職員数が極端に少ないというところが大きなところかと考えているところであります。将来は管理職候補となり得る人材を早めに役職に昇格させるなど、女性の登用率を高める環境づくりに努めてまいりたいと存じます。以上です。 ◆11番(宮崎豊)  議長、11番。 ○議長(又吉薫)  11番、宮崎 豊君。 ◆11番(宮崎豊)  ぜひ前向きに、またこれを聞いている女子職員の皆さんも頑張ってもらって、ぜひ課長に上がって、一緒に村政をやり取りできたらと思います。次の質問です。ロの質問に入ります。「名護市の高校生が卒業前に県内41市町村議会の女性議員の割合についてリポートをまとめた」という記事が沖縄タイムスにありました。その結果、女性議員の割合が10%程度ということで、一定数を女性にするクオーター制の導入を提唱しております。また女性の市長になると、那覇市のみでございます。恩納村議会も含めた11町村では女性議員が一人もいない状態で、高齢化率が高い自治体ほど女性議員の割合が低いということでした。「議会が高齢の男性ばかりになると偏った考えになりがちで、女性や若い人などの多様な意見を反映する必要がある」と書かれておりました。有権者でもあるこの名護の高校生の意見は大変鋭い指摘で、重要なことだと感じました。そこで質問ロです。我々恩納村、我々のことではあるんですけれども、あえて皆さんの御意見をお聞かせください。恩納村議会議員16名全員が男性で、女性議員がゼロという今の現状をどう思うか、担当課長の御意見をお聞かせください。 ○議長(又吉薫)  総務課長、山城雅人君。 ◎総務課長(山城雅人)  お答えします。本村といたしましては、村政の各分野におきまして女性の視点や意見が反映できるように、村が設置いたします委員会や審議会等の場におきましての政策及び施策の決定の場へ女性の登用を推進することで、会議や研修等の様々な機会を通じて人材の育成や発掘に努めていく必要があると考えております。以上です。 ◆11番(宮崎豊)  議長、11番。 ○議長(又吉薫)  11番、宮崎 豊君。 ◆11番(宮崎豊)  村長の意見をお聞かせください。今定例会において、委員会発議第1号ということで、恩納村議会会議規則の一部を改正する規則について、これが今週の金曜日の本会議で上程されるのかな、今回予定に入っております。この規則では議員活動と家庭生活との両立支援をはじめ、男女議員が活動しやすい環境整備の一環として、育児、介護、議会への欠席事由を整備し、出産については母性保護の観点から出産に係る産前産後の欠席期間を規定するものであるという提案理由が述べられております。女性が参加しやすい条件整備が我が恩納村議会も整いつつある状況であります。以上のように、高校生の目からも、あるいは世界的視野からも議会改革をしていかなければならないと感じました。そこで改めて恩納村議会議員16名全員が男性で、女性議員がゼロという状況、もう一つ、次のハの質問も一緒にいきますけれども、女性の地位向上に向けての取組計画はあるか。この2点を村長の考えをよろしくお願いいたします。 ○議長(又吉薫)  村長、長浜善巳君。 ◎村長(長浜善巳)  恩納村においては現在、「SDGs未来都市」に選定され、推進しているところでございますが、SDGsの目標であるジェンダー、平等を実現しよう。男女平等を実現し、全ての女性とまた女の子の能力を伸ばし、可能性を広げようという目標があります。ぜひとも議会のほうにおきましても女性活躍推進をしていただければ幸いに存じます。それと今後、女性の地位向上に向けてなんですが、本村でも女性職員の研修等を充実させ、女性職員の意識啓発と積極的に意思を持つ人材の育成を実施し、さらに十分に個性と能力を発揮できる職場環境づくりに努めてまいりたいと思います。 ◆11番(宮崎豊)  議長、11番。 ○議長(又吉薫)  11番、宮崎 豊君。 ◆11番(宮崎豊)  それでは3番目の質問です。小学校の安全対策ということであります。東日本大震災から10年、3月11日、もう過ぎましたけれども、村長の施政方針にも挙げられているように、近年記録的な大雨による災害が全国各地で多発して、どこで甚大な被害が発生しても不思議でない状況であります。昨年、長年の懸案であった中学校が赤間の高台に完成しました。我々議員も案内があって、中を見学させてもらいましたけれども、この校舎からの景色はどこのリゾートホテルよりもすばらしいのではないかというほどすばらしい場所に建っております。そこで質問ですが、これまで小学校は小中学校ということで同じ場所にありました。中学校と同じ場所にありました。何かあれば、中学生、先輩が小学生の面倒を見て、手助けすることが可能でありました。現在は先生方と大勢の幼い子供たちだけであります。先ほどの施政方針の文章にあるように、いつ大きな災害、津波等があるか分かりません。安富祖、恩納、仲泊小学校は海沿いにあり、万が一のときに子供たちの安全の確保が大変危惧されます、心配されます。大変危険な場所にある小学校の高台への移転を検討するよう提案するものでありますけれども、計画はできないか質問いたします。 ○議長(又吉薫)  学校教育課長、石川 司君。 ◎学校教育課長(石川司)  お答えします。小学校の移転についてなんですが、まず初めに、小学校が市街地等に設置されている理由というのが、小学校は児童の発達の面から徒歩登校が望ましいとされております。各地区の中心地域に小学校が設置されている理由はそういう主な理由で設置されているということです。それを踏まえて、現在は小学校を高台に移転する計画というのは現在ございませんが、ただし、津波に対しては当該3校はもちろんのこと、全幼小中学校で毎年避難訓練を実施しているところです。これは幼児、児童生徒の危険予知能力、危険をあらかじめ知る能力、その危険予知能力を向上させるために、学校だけでなく、自宅等学校以外でその災害等に遭遇した場合についても学習し、家庭への啓発も行っております。現在、議員のほうがおっしゃった中学校と並置しているときには、中学生がリードをしていたというところもあるんですが、この1年、各小学校を見てみますと、6年生、最上級生の人たちが見えてきたというところもあります。以上です。 ◆11番(宮崎豊)  議長、11番。 ○議長(又吉薫)  11番、宮崎 豊君。 ◆11番(宮崎豊)  現在3つの小学校はリゾート用地としては最高の場所にあります。資金的にはさほど苦労なく計画することが可能かと、素人ですけれども、そういうふうに感じるところもあります。今、説明にあったように、地域のコミュニティとか、歩いて登校するとか、そういうこともいろいろあると思いますけれども、子供たちの安全の確保の観点からぜひ前向きに検討していただければと思います。最後の質問です。SDGsと電気自動車、無理やり結び付けた感がありますけれども、御了解ください。昨今の自動車業界は世界的に燃焼エンジンから電気へとシフトチェンジする流れのようです。施政方針にある「時代のニーズに的確に対応したSDGs推進」、この意味からも積極的な導入計画が必要だと感じます。「50万」と書いてありますけれども修正です。まずは30万キロ近く走った村長車、村長専用車を早急に電気自動車に変えるべきと思いますが、答弁をお願いいたします。 ○議長(又吉薫)  総務課長、山城雅人君。 ◎総務課長(山城雅人)  お答えします。電気自動車の導入につきましては、様々な環境意識啓発などを高めていく上で、有効な方策だと考えておりまして、本村におきましても平成27年度に文化情報センター公用車として導入している状況ではあります。現在使用しております村長車につきましては、購入から13年が経過した上に、約28万キロ走行しておりますが、先月定期車検を終了したところであります。車種の選定につきましては、これからになりますが、費用対効果はもちろんのことでありますが、村長車としての運用等様々なことを考慮した場合には、今のところ国産車での車種が多くございますハイブリット車の導入が望ましいのかと考えているところです。以上です。 ◆11番(宮崎豊)  議長、11番。 ○議長(又吉薫)  11番、宮崎 豊君。 ◆11番(宮崎豊)  総務課長、ハイブリット車がどこかの国では、もうそれも動かせなくなるという情報もあります。それもちょっと勘案してもらって考えていただければと思います。最後に、前にも提案しましたが、万座毛や現在進行中の通信所跡地のリゾートでの排気ガスのない電気自動車の導入はSDGsの精神でもある持続可能な観光地として避けては通れない時期にあると思います。最後に、この件に関して村長のお答えを聞いて、私の質問を終わります。 ○議長(又吉薫)  村長、長浜善巳君。 ◎村長(長浜善巳)  SDGsのゴール13に「気候変動に具体的な対策を」とあり、地球温暖化対策、温室効果ガスの削減に電気自動車が有用であると考えております。また、SDGs推進戦略の環境の分野の取組内容として、「環境に優しい交通の推進」を掲げております。通信所跡地においても、その皆様方にも積極的に推進をお願いしていきたいと思っております。以上です。 ○議長(又吉薫)  暫時、休憩いたします。 △休憩 11時05分 △再開 11時20分 ○議長(又吉薫)  休憩前に引き続き会議を開きます。順次発言を許します。 2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  それではマスクを取らさせていただきます。私は今回万座毛の環境整備について、そして住み続けられるまちづくり観光産業の量から質について、そして赤土流出対策についてという3つの質問をさせていただきます。万座毛の環境整備についてということで伺いますけれども、去年の3月から活性化施設のオープン等に向けて環境整備も必要ということで、恩納区で携わってきていますけれども、恩納区だけの問題ではなくて、万座毛の環境整備は恩納村の観光地、そして文化財にも非常に重要な場所として考えています。そこを整備することは、これからの恩納村の観光文化にとって大切なことだと思っていますので、継続してずっと質問させていただいています。まず最初に、万座毛の環境整備について、万座毛保存管理活用計画書の目的についてということで伺います。それは今まで何度も何度もやってきていますけれども、いまさらという気持ちがあるかもしれません。でも私にとって、これはこの取組にとって大変重要なことだと思っています。その認識をみんな関連部署、関連の人たちがそこの認識をまず持つということが大切だと思っておりますので、ここで万座毛保存管理計画の目的と、あと基本方針についての認識ということについて伺います。 ○議長(又吉薫)  社会教育課長、長浜健一君。 ◎社会教育課長(長浜健一)  お答えします。万座毛保存管理活用計画書にもありますように、文化財の保護と活用が適切に行えるよう、万座毛の保存・管理・活用について基本方針であることと認識しております。 ◆2番(安里周作)  議長、2番。 ○議長(又吉薫)  2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  私はこの万座毛保存管理活用計画書の一文、それを課長から言葉に発していただきたかったということ、そしてこれをみんなで認識していこうということです。これが一番の土台になってくると思いますので、ぜひ共通認識として皆さんに伝達していただければと思います。続きまして、万座毛の本質的価値の適切な保存・管理についてということで、これも万座毛保存管理活用計画書の中で出てきているところですけれども、ここも非常に万座毛の価値を認識するためには非常に重要なところになってきていると思います。確認のためにまず伺いたいと思いますけれども、万座毛の本質的価値ということの内容についてということでお伺いします。 ○議長(又吉薫)  社会教育課長、長浜健一君。 ◎社会教育課長(長浜健一)  基本的に沖縄県指定文化財に指定された当時の状況を目指し、適切に保存と管理の両立を目指してまいりたいと思っております。 ◆2番(安里周作)  議長、2番。 ○議長(又吉薫)  2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  万座毛保存管理活用計画書の中には、本質的価値というのは例えばどういうことが上げられているかというと、植物、景観、歴史文化、その3項目が上げられています。そこが非常に重要な万座毛の価値として管理計画書の中では上げられていますので、そこの認識という部分もまた先ほどの目的と同じようにみんなで共有していく、関係者全てというんですか、で共有していただければと思います。昔ながらの景観ということで答弁をいただいていますけれども、前回の答弁で同じように、昔ながらの景観を取り戻せるよう、各関係課と連携を取っていきたいという答弁をいただいています、前回の質問で。そこで万座毛保存管理活用計画書に記述されている万座毛の本質的価値である、先ほどお話しました景観や植生について、例えば名勝及び天然記念物に指定された状況を目指し、保存管理を実施していく、万座毛保存管理活用計画書でこのように述べられていますけれども、万座毛の本質的価値の適切な保存管理について、もう一度認識としてお伺いさせていただきます。 ○議長(又吉薫)  社会教育課長、長浜健一君。 ◎社会教育課長(長浜健一)  お答えします。先ほど議員からもありましたように、本質的価値、名勝、植物とか、景勝ですね、そういったことも含めて、復元、修復を目指しながら、前回も答弁いたしましたが、関係課とも調整しながら認識しておりますので、今後もこのように進めていきたいと考えております。 ◆2番(安里周作)  議長、2番。 ○議長(又吉薫)  2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  一つ一つ確認するという意味で、2点、2点というんですか、目的、本質的価値、復帰当時、昭和47年当時の景観に万座毛をもっていくということを認識するということで、質問させていただいています。それではこれから具体的な進捗状況ということでお伺いさせていただきますけれども、万座毛整備委員会立ち上げについてということなんですが、ここで具体的に進捗ということもどうかと思ったんですけれども、なかなか担当の方に連絡を差し上げてお会いできたらと思っていたんですけれども、忙しかったり、タイミングが合わなかったのか、直接進捗状況等を伺えなかったということと、また、ここで質問することによって、皆さんで認識していこうと。村民の皆さんも例えば議会の皆さん、みんなで認識していければと思って質問させていただきます。まず最初に、委員会の立ち上げのスケジュールと実施の予算についてということでお伺いします。 ○議長(又吉薫)  社会教育課長、長浜健一君。 ◎社会教育課長(長浜健一)  令和3年度に委員会の立ち上げ、整備計画、整備委員の立ち上げ、令和3年度から予算計上しており、また、2か年計画で実施する予定となっております。以上です。 ◆2番(安里周作)  議長、2番。 ○議長(又吉薫)  2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  計画書が令和3年で立ち上げて、実際に動き始めるというのはいつから動き始めるんですか、整備を実際手がけるというのは。 ○議長(又吉薫)  社会教育課長、長浜健一君。 ◎社会教育課長(長浜健一)  先ほども申し上げましたけれども、令和3年度から整備委員の予算を立ち上げております。計画には約2か年ぐらい要するのではないかということで考えておりますが、今、県との調整でも令和3年度の計画から補助がいただけないかどうか、今、調整しております。早くて令和4年度、実施されて2か年計画をまとめて以降だったら令和5年度を想定しております。以上です。 ◆2番(安里周作)  議長、2番。 ○議長(又吉薫)  2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  令和5年から直接現地の整備に当たるというのは、この2か年どういうふうな形で持っていくかという現場、現場というんですか、この植栽をどういうふうにやっていくかというのがちょっと問題かとは思いますけれども、そこら辺の検討というのも考えていただけたらと思います。続きまして、③-2、③-3で質問に上げておりますけれども、一括して質問します。委員会の構成メンバーについてということで、万座毛保存管理活用計画書で体制の整備について役場各課、県や関係機関と連携するとあるが、それに沿って考えているか。そして県や村の関係部局、地域、各種団体等の関係者も入っているかということで、委員会のメンバーについてということでお伺いします。 ○議長(又吉薫)  社会教育課長、長浜健一君。 ◎社会教育課長(長浜健一)  委員会の構成メンバーとしては、沖縄県教育委員会の指導を受けつつ、万座毛の本質的価値を構成する要素の各専門家を予定しております。また、役場の関係機関や沖縄県の関係部局の関係者においてはオブザーバーとして検討しており、地域住民の声もそれに沿った形で集約していきたいと考えております。以上です。 ◆2番(安里周作)  議長、2番。 ○議長(又吉薫)  2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  今、いろんなメンバーのことをお伺いしましたけれども、そのメンバーの中で、例えば万座毛で指定管理の方が直接これから多分管理していくと思いますけれども、指定管理の方も委員会メンバーに必要と私はどうしても思えるのですが、そういう考えはありませんか。 ○議長(又吉薫)  社会教育課長、長浜健一君。 ◎社会教育課長(長浜健一)  指定管理者については、委員の中には今、入れるという予定はございません。ただ、今後はいろんな関係がありますので、先ほど言いましたように、オブザーバー的な意見とか、あとは指導、助言等がございましたら、その辺も集約しながら検討していきたいと思っています。以上です。 ◆2番(安里周作)  議長、2番。 ○議長(又吉薫)  2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  指定管理、直接現場で携わる方々、そういう方もメンバーの中に考慮していただければと思います。続きまして、万座毛に生育する芝生の種類ということでお伺いしますけれども、種類数と種名についてということと、続けてそのまま質問します。その中に外来種が生育しているか。生育している可能性があることを認識しているか。その2点をお伺いさせていただきます。 ○議長(又吉薫)  社会教育課長、長浜健一君。 ◎社会教育課長(長浜健一)  お答えします。芝といっても芝と名がつく植物で、イネ科なんです、芝も。固有種、外来種合わせて14種類が確認されております。これは万座毛保存管理活用計画書の68から69ページにも載せてございます。もう一つの質問が、外来種が混じっているのかどうかということなんですが、現在4種類を確認して認識しております。以上です。 ◆2番(安里周作)  議長、2番。 ○議長(又吉薫)  2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  芝生でも外来種があると、在来種と外来種があるということで、ちゃんと認識されているのだということを確認できました。そこで2つの写真を今、皆さんにお配りしていますけれども、この写真をちょっと映していただければありがたいかと思います。映りますか。万座毛に生育している芝生の現状です。上の芝生と下の芝生、これは同じ敷地内に生えている芝生であって、私の記憶では上の写真が幼少の頃ですか、50年ぐらい、50年以上前の頃、それが一面にあったという記憶をしています。下のほうは現在、伸び放題に伸びて、これは現在きれいにされているということなんですけれども、その前に写しているものですので、その違いというのを見ていただいて、上のほうが昔からの芝生ではないかということで、先ほどの写真でも違いが歴然としています。そしてはっきり種までは分からないのは、きちんと種を分類して、そういった(聞き取れず)例えば外来種を除去していくということができると思います。その種の選定というのはやはり専門家にということが大切になってくると思います。特に私がお願いしたかったというのは、委員会のメンバーというのは、各団体から集めていろんなメンバーを構成してもらえればということでお願いしていきたいというところも強調させていただきたいと思います。それではこれで環境整備についてということは終わらせていただいて、次、2番目に、住み続けられるまちづくり観光産業の量から質についてということで伺いますけれども、ここで「まち」と書いていますけれども、住み続けられる村という表現がいいのかとも思いますけれども、いつも最近思うのですけれども、住み続けられる村についてということを考えることが多いんですけれども、いつも頭の中にあるんです。質問の次に赤土対策も一つのそういう側面であると思います。皆さんが質問されることもみんなが住み続けられる村づくりということにみんな関連してきているのではないかと思いますが、今回コロナ禍、自然環境のことなどから疑問に思い、以下のことをお伺いさせていただきます。まずホテル、非常に活気のある恩納村、今はちょっと停滞していますけれども、観光産業ですけれども、ホテルについてということなんですけれども、①-1、村内のホテルの数と建設予定数についてということでお伺いさせていただきます。 ○議長(又吉薫)  企画課長、喜久山 隆君。 ◎企画課長(喜久山隆)  お答えいたします。まず令和3年3月10日時点で、保健所への旅館業届け出数によりますと、村内ホテル・旅館業件数は415件、客室数6,927室、収容人数で2万3,549人となっております。また現在、企画課で把握しているこれからの建設予定のホテルにつきましては11件で2,740室でございます。 ◆2番(安里周作)  議長、2番。 ○議長(又吉薫)  2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  ありがとうございます。確認させていただくということで質問しました。続きまして、①-2、村内における令和2年の稼働率と、2年度はまだ3月いっぱいありますけれども、稼働率と客数ということでデータが分かればお伺いします。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えいたします。現在の村内における令和2年の稼働率と宿泊数ということでお答えいたします。村内の全宿泊施設につきましては、数値は把握しておりません。しかしながら、商工観光課で実態調査を行っております。村内主要ホテル22施設のうち、現在まで回答のあった19施設についてお答えいたします。令和2年の稼働率につきましては36.3%、宿泊数につきましては135万5,000人となっております。以上です。 ◆2番(安里周作)  議長、2番。 ○議長(又吉薫)  2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  ありがとうございます。ホテルの客数も、観光客数も非常に大切ではあるのですが、ホテルの従業員ということで見てみるとどうなんだろうということなんですが、ホテルで働いていらっしゃる方で、村内の出身者、また県内の出身者、県外の出身者という数字は把握できていますでしょうか、お伺いします。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えいたします。ホテルの従業員数としましては、こちらにつきましても村内の全宿泊施設についての数値については把握しておりません。しかしながら、商工観光課が先ほど言いました実態調査のほうでお答えいたします。村内主要ホテル22施設のうち、現在まで回答のあった19施設につきましては、まず調査項目にも村出身者か、村外出身者かで調査しております。その数値についてお答えします。令和2年の村出身従業員数については473人、村外出身従業員が3,347人となっております。村内出身者の割合は12.4%となっており、合計いたしますと3,820人ということになっております。以上です。 ◆2番(安里周作)  議長、2番。 ○議長(又吉薫)  2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  村内と村外ということでお答えいただいていますけれども、県外と外国人とかというデータもありますか。できたらお伺いします。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  県外、あと外国人については今のところ把握はしていないところであります。以上です。 ◆2番(安里周作)  議長、2番。 ○議長(又吉薫)  2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  ありがとうございます。なるべく細かなデータがあればありがたいと思います。続きまして、上記のようなことからホテルの数、あるいはホテルでの村内出身者の数、また環境の側面から考えて、非常に転換期に来ている。コロナ禍なんですけれども、いつコロナが、コロナの後というんですか、そういう状況になれるかどうか分からないんですけれども、そういう転換期ということで考えると、今度コロナ後の観光産業、前にもお伺いしましたけれども、どうにか変わっていくんだろうと思いますから、量から質への取組についてお伺いしていますけれども、どのように把握、どのように考えているかということでお伺いさせていただきます。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えいたします。コロナ後の観光産業、量から質への取組ということで、これにつきましては、本当にコロナ後、どういうふうなものに変わっていくかということで、私ども今、考えている中では、まず県の考え方としまして、観光振興の計画の方針といたしましても、これまで観光客数の伸びを優先する施策から脱却しながら、1人当たりの滞在日数並びに消費額を増やすということで、量から質への転換を掲げるという報道がありました。恩納村においても沖縄県の次期計画を参考にしながら、観光振興計画に反映させていきたいと考えております。また現在、取り組んでおります真栄田岬の新たなルールづくりにおいても、これまでのオーバーツーリズム等から脱却しながら、人数制限をするなり、本来の青の洞窟の美しさなどを体験できるような満足度の高いダイビングが行えるようになることから、これについても量から質への転換と、要はこれからそういった量から質という考え方をしっかりやっていきたいと考えています。以上です。 ◆2番(安里周作)  議長、2番。
    ○議長(又吉薫)  2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  これからいろんな試行錯誤、考え方、試行錯誤もあると思います。ぜひ住み続けられる村づくり、いろんなSDGsの中で非常に重要な部分だと私は思っています。誰一人取り残さない、取り残されないということ、あと住み続けられるということは非常に重要なテーマであって、いろんなことに関連づけられていると思います。続きまして、赤土流出対策について。これも住み続けられる村づくりということについては非常に重要なことだと思います。環境についてです。環境が破壊されて、例えば今、地球温暖化と言われていますけれども、それがどんどん進むとコロナどころではない状況になります、環境が悪化するということは。そういうことも考えると、環境の保全というのは非常に大切になってくるかと思いますけれども、まず最初に、沿岸域の赤土堆積状況と測定頻度についてということと、続きまして、もう一つ掲げていますけれども、赤土など懸濁物の堆積の多い海域についてということで、村内で把握している状況をお伺いさせていただきます。 ○議長(又吉薫)  農林水産課長、宮平 覚君。 ◎農林水産課長(宮平覚)  お答えいたします。まず沿岸域の赤土堆積状況と測定頻度ということにつきまして、これはサンゴの森創生事業におきまして、夏と冬の計2回調査のほうは実施しております。また範囲につきましては、これは久良波海域から屋嘉田潟原までの海域と、河口域を含めまして81地点において懸濁物の調査を行っている状況です。これは直近のデータ、これは令和元年度のデータになりますけれども、陸域に近い部分に懸濁物が多いという傾向が見られておりまして、沖側に沿って徐々に減少していくという状況が見られているところであります。また赤土など、懸濁物の堆積の多い海域についてということで、これにつきましても、これも令和元年度の調査結果では屋嘉田潟原と仲泊海域において、人為的影響による流出があると判断に値する数値が出ているところであります。以上です。 ◆2番(安里周作)  議長、2番。 ○議長(又吉薫)  2番、安里周作君。 ◆2番(安里周作)  ありがとうございます。この赤土対策は非常に大切なテーマだと思っています。そこで農地の赤土流出防止対策やその成果についてもいろいろなところで成果が見られるようです。あと情報としても入ってきていますけれども、そこでこの赤土流出防止をほぼ100%に近い状況まで、防止を持っていくというのは大切ではないかと思っています。そういうことから農地以外、今、農地は大分対策ということで、いろんなことを考えられていると思いますけれども、農地以外の赤土流出の原因について、そしてその対策についてということでお伺いします。それの答弁をもって、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(又吉薫)  村民課長、新城綱規君。 ◎村民課長(新城綱規)  お答えいたします。農地以外の赤土流出の原因についてということで、建設工事等においては沖縄県赤土等流出防止条例により、県が処理、審査、指導を行っております。村においては、県より条例に基づく通知があり、大雨降雨時には不定期ではありますが、事業現場のパトロールを職員が実施し、不備がある場合は直接指導、県への報告等を行っております。自然発生的な流出もあり、はっきりとは断言できない現状であります。以上です。 ○議長(又吉薫)  農林水産課長、宮平 覚君。 ◎農林水産課長(宮平覚)  赤土流出対策についてということで、農林水産課のほうで取り組んでいる内容を御説明いたします。まず現在、農地からの赤土流出防止対策につきましては、これは農業環境コーディネーターを中心に、ベチバーの植え付けや緑肥カバークロップ、あとサトウキビの葉殻マルチングなどの対策を現在実施しております。特にベチバーにつきましては、約50%程度の流出削減効果があると言われております。また昨年から対策のほうを強化しておりますサトウキビの葉殻を活用したマルチング、これについては非常に高い効果がありますので、今後もそういったところを積極的に対策として実施していきたいと考えているところでございます。 ○議長(又吉薫)  村民課長、新城綱規君。 ◎村民課長(新城綱規)  赤土流出対策についてということで、今後もパトロール強化を図りながら、赤土流出の原因箇所の調査の実施、直接指導に努め、関係課、県と密に情報を共有しながら、開発前の協議や、ふだんからのパトロールの強化などを赤土流出前に対策検討を実行できるよう今後も十分に対応してまいります。以上です。 ○議長(又吉薫)  暫時、休憩いたします。 △休憩 11時52分 △再開 14時00分 ○議長(又吉薫)  休憩前に引き続き会議を開きます。順次発言を許します。 10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  マスクは取って質問します。午前中に引き続き午後の一番バッターとして通告どおり質問していきたいと思います。それでは県民の森について質問していきたいと思います。県民の森は、県民の皆さんが森林に触れ合い、体験学習を通して森の仕組みや役割について理解を深め、同時に森林のレクリエーションを通じ健康増進に寄与することを目的に、昭和61年度に熱田岳の丘陵地帯に総面積181ヘクタールの敷地(約55万坪)に遊歩道、森林学習展示館、森林科学館、キャンプ場冒険広場、スポーツの森林等が整備され、多くの県民に親しまれる「県民の森」が開設されたと聞いております。そこで質問します。村にはどういう目的で村内に誘致を行ったのか、お伺いします。 ○議長(又吉薫)  農林水産課長、宮平 覚君。 ◎農林水産課長(宮平覚)  お答えいたします。今、議員がおっしゃったとおり、県民の森につきましては、その設置目的である森林に触れ合い、森林学習を通じて森林の仕組みや役割について理解を深め、森林レクリエーションを通じて健康増進に寄与することから、これは県民はもとより村民にも有効な施設であると。それと村として、観光誘客にもつながる、貢献し得る有効な施設ということで誘致したものと認識しているところでございます。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  課長、どうもありがとうございます。それでは2番目に行きます。この広大な面積の土地は賃貸契約か、それとも無償ですか、お願いします。 ○議長(又吉薫)  総務課長、山城雅人君。 ◎総務課長(山城雅人)  お答えします。平成30年4月1日付で、村有林野貸付契約書を締結し、平成30年4月1日から令和5年3月31日までの5年間、同契約書第4条におきまして、無償の貸付けとなっております。以上です。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  この県民の森の管理はどこが現在指定管理を行っているのか、お伺いします。 ○議長(又吉薫)  農林水産課長、宮平 覚君。 ◎農林水産課長(宮平覚)  現在は沖縄北部森林組合のほうで指定管理者として管理しているところでございます。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  県民の森は森林組合がということでありますが、県民の森は村民や県民が有効に活用さされているかどうかお聞きします。 ○議長(又吉薫)  農林水産課長、宮平 覚君。 ◎農林水産課長(宮平覚)  県民の森が有効活用されているかということでございますけれども、県民の森の利用状況につきしては、これは平成30年度推計になりますけれども、これが入り込み客数で約13万人、うちキャンプの利用者が8,400人となっております。その内訳として、村民がどれぐらい活用しているかというところの具体的な数値は把握されていないところであります。しかし、パークゴルフ、キャンプを含めて、散策等、私の周辺でもいろんな活用をしているというお話は聞こえますので、村民の活用として、人数としては少ないかもしれませんけれども、活用されているというところで認識しているところでございます。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  今、課長はある程度活用されているということでありますけれども、それではこれまで村に有形効果、無形効果そういうメリットはあったのかどうか、お聞きします。 ○議長(又吉薫)  農林水産課長、宮平 覚君。 ◎農林水産課長(宮平覚)  まず有形効果でございますけれども、その中で一番雇用が挙げられるのかと思っております。現在、お聞きしたところ11名が県民の森で従事しているという中で、その全てが村民であるということの報告を受けております。また無形効果として、県民の森への来訪者による園内、または周辺での経済効果が上げられるかと。ちょっと具体的な数字は示せないのですが、そういた無形効果もあると思っております。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  ありがとうございます。それでは村には同じように無償で貸してあるOISTがあります。OISTも広大な面積の土地に約200ヘクタール以上の土地を大学院大学に無償で行っています。いろんな形で村に有形無形効果のメリットを持たされていると思います。これまでどのようなメリットがあったのか、お伺いします。 ○議長(又吉薫)  企画課長、喜久山 隆君。 ◎企画課長(喜久山隆)  お答えいたします。今年で開学10年目を迎えるOISTを誘致したメリットといたしましては、教育面では「こどもかがく教室」を昨年度までに10回開催しておりまして、昨年度は138名の参加がございました。そういったことで、科学技術に身近に触れる機会を村内の児童生徒が得られております。このほかに村内の学校で出前授業等を実施しております。また研究面におきましては、難消化米の開発、栽培を行っているほか、モズク・サンゴ等のゲノム解析で漁協とも連携をしております。またハニーコーラルプロジェクトで、赤土流出防止にも貢献しており、OIST波力発電プロジェクトでクリーンエネルギーの研究も実施しております。またコミュニティの形成のため、OIST夏祭りや、ビーチクリーンアップを行っており、サイエンスフェスタの実施や、地域が開催する催しにも参加しているほか、婦人会との交流料理教室では、文化の多様性に村民が触れる機会を得ています。そのほか建設工事請負による村内業者及び村内に営業所を持っている業者の請負額が平成29年から令和2年までの4年間で12億5千7百万円ございます。そのほかにOIST主催の各種イベント開催による参加者の村内事業所利用による経済効果が上げられます。以上です。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  課長、どうもありがとうございます。今、課長から報告のあったとおり、OISTからもいろんな面で村に恩恵を受けています。県民の森はこれまで40年近く無償でやっておりますけれども、ほとんど恩恵を受けていないように思います。そして今、字安富祖区は法人会社を設立の計画をしているところであると聞いております。これができれば指定管理もできると思いますので、そこにまた受け入れることもできると思いますので、この際、無償契約の見直しを検討してほしいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(又吉薫)  農林水産課長、宮平 覚君。 ◎農林水産課長(宮平覚)  お答えいたします。まず今現在、県民の森では森林学習展示館、また森林科学館のリニューアル工事が行われており、また森林学習展示館の2階には喫茶スペースも設けられるということで、村としてはそういった喫茶スペースの中にできるだけ村内の事業者のほうを入居させていただきたいと、そういった要望もしているところであります。また、今後につきましては、村民に恩恵が受けられる、または村民が有効的に活用できるような施設となるように、これは先ほど議員からありました安富祖区を含めて、そういったところと協議しながら、まずは検討していきたいと考えております。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  課長、どうもありがとうございます。今、課長が言いましたとおり、森林学習展示館とか、森林科学館のリニューアルがありますので、村からも要望している入居者の村内優先を進めてほしいと思っています。よろしくお願いします。それでは次に行きたいと思います。村道についてであります。この質問は何回も僕はやっておりますけれども、まず読み上げて質問したいと思います。山田寺原採石場への村道は、現在採石場の専用道路となって、晴れた日には粉塵が立ち、雨の日は田んぼのどろどろした状態になり、そこを通行する人は大変困っている状態であります。これまで字や行政は会社と改善の話合いを行っていると思いますが、何の改善も見えません。業者と区とそして行政の話合い、交渉はどのようになっているのか、お伺いします。 ○議長(又吉薫)  建設課長、屋良朝也君。 ◎建設課長(屋良朝也)  お答えします。昨年5月に中部保健所と建設課で現場にて採石場内から土砂を流さない対策をとること、砂利置き場から砂利が出ない対策をすること、また道路の破損部分を修繕するようにと指導を行っていますが、改善が見られない状況でございます。大変通行者が通りづらくなっていますので、今まで以上に建設課にて調査を行い、平成5年3月15日の村道寺原線使用における道路管理に関する覚書に基づき指導を徹底していきたいと考えています。以上です。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  今、課長が言われたとおり、お互いに締結書もやっているんですけれども、何も守らないということであります。平成5年3月15日に村の寺原使用における道路の管理に関する覚書が村、山田区、会社と締結されております。その中身の事項の中をちょっと読み上げて確認したいと思います。第1条には、寺原線の村道区域の維持管理をし、管理に当たっては村建設課と協議し、実施するものとする。そして管理に要する費用はその管理する者が負担するとあります。そして第2条には、大型ダンプの道路使用については、交通法規及び安全走行を厳守し、地域の住民に迷惑を及ぼさないよう、厳重な現場監督のもとに、道路を使用すると言われていますけれども、これはやっていますよね、課長。第3条には、村道、農道を現場の泥等で汚さないようにする。汚した場合は土砂等を洗い流し、道路の環境の保持を務めますといいますが、これも今やっていない状態です。それで第4条には、道路使用に際し、会社の車両で破損、破壊した場合は、会社費用にて、これを補修しなければならないと言いましたけれども、これもやっていなくて、そのままの状態、ほとんどやっていない状態です。そして第5条の中には、道路や隣接農地に粉塵や砂塵等の飛散防止をするためにクリーン作業及び赤土流出対策を講じますと。これもほとんどやっていない状態です。それで第6条には、道路管理が不十分と認めた場合は、会社に対し、速やかに維持管理を実施するよう(聞き取れず)できると。皆さんはそれに対しては指導もやっていますけれども、守っていないという状況であると思います。これまで覚書を遵守しますと言いながら、約束を守っておりません。約束を守るような対策を考えるべきと思いますが、建設課長と副村長に皆様の見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(又吉薫)  建設課長、屋良朝也君。 ◎建設課長(屋良朝也)  お答えします。村道寺原線使用における道路管理に関する覚書に基づいて、今後、今まで以上に現場に行って、今の現状を把握して、どのぐらい壊れているかどうか、図面上にも残して、採石場への指導を行っていきたいと思っています。 ○議長(又吉薫)  副村長、外間 毅君。 ◎副村長(外間毅)  村道の維持管理につきましては、いろいろと長年、地域からの要望とか、いろんなものが出ておりまして、会社のほうに要請してもなかなか改善してもらえないということであります。そこら辺については、先ほど建設課長から話がありました覚書に基づいて、再度そういう業者を役場に呼んで、そこら辺については実効性のある体制を整えていきたいと思っております。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  副村長、今の答弁のとおり、ぜひやって、みんなが通れる村道にしてほしいと思いますので、よろしくお願いします。それでは次、真栄田岬周辺の村道についてお伺いします。3月から真栄田岬へのアクセス村道が駐車禁止になっています。そこで地域住民への周知はどのようにやっているのか、お伺いします。 ○議長(又吉薫)  建設課長、屋良朝也君。 ◎建設課長(屋良朝也)  お答えします。駐車禁止の看板が3月から公安委員会によって設置されていますけれども、まだ住民への周知がされていない状況でありまして、これから村広報、村公式LINE、そして区長常会などで周知を行っていきたいと思っております。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  ぜひ早めに駐車禁止の周知のほうをよろしくお願いします。もしこれから駐車禁止になったことにより、観光シーズンがこれから来るわけでありますけれども、5月から10月の間に車を止めるところがないため、集落内に迷惑駐車が起こる可能性があります。それで真栄田周辺の交通渋滞が予想されますが、そのような対策も考えがあるかどうかお伺いします。 ○議長(又吉薫)  建設課長、屋良朝也君。 ◎建設課長(屋良朝也)  お答えします。5月ぐらいの車がたくさん来る時期に関しまして、駐車禁止になったことによって、駐車禁止ではないところに止める可能性がありますけれども、その辺は真栄田岬の有料駐車場をもっと活用できないかと、関係者などと調整して、できるだけ有料駐車場に車が止められるような状況をつくったほうがいいかと考えております。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  課長、その辺も考えないと、今からそういうのは必ず来ると思いますので、ぜひ考えてほしいと思っています。それでは次に行きます。施政方針の商工観光振興についての中から質問していきたいと思います。観光業の振興について。コロナ禍において低迷している村内の観光産業の支援対策として、国、県から発せられた支援策を見極め県内、村内の情勢を鑑みた上で村独自の支援策を発していく考えがありますと言われていますけれども、村独自の支援策をお伺いします。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えいたします。村独自の観光産業支援策といたしましては、「景気回復支援商品券事業」、これは観光向けです。として当初予算で計上させていただいております。内容といたしましては、村内主要ホテルで宿泊された観光客に対して、村内事業所で使用できる商品券を配布することで、観光誘客及び村内経済の活性化を目的としております。今後についても国、県の動向、村内情勢を注視しながら支援策の検討を考えていきたいと考えております。以上です。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  ありがとうございました。それでは2番に行きます。真栄田岬のオーバーツーリズム問題の解決に向け、SDGs理念を取り入れて新たなルールづくりを推進し、施設及び海域の適正な利用を図り、世界に誇れるブランドづくりに努めてまいりますとありますけれども、そこでオーバーツーリズム問題の解決に向けたSDGsの理念を取り入れた新たなルールづくりの進捗状況をお伺いします。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えいたします。現在、商工観光課、企画課、農林水産課、SDGs推進事務局、その他漁業、ダイビング協会等の関係機関からなる作業部会を立ち上げて、真栄田岬施設の適正な利用と海域環境の保全を目的に協議検討中でございます。施政方針で述べたSDGsを取り入れたという部分につきましては、まず海域の入域制限並びに環境負荷の軽減を図ることを目的に、利用するダイビング業者について、環境に配慮したガイドラインをしっかりと順守できる、いわゆる「グリーンフィンズ」を実践できる業者が今後、真栄田岬を利用できるという仕組みづくりを考えております。以上です。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  課長、どうもありがとうございます。村は2018年7月にサンゴの村を宣言し、2019年にSDGsの未来都市に選定され、そこでサンゴを守ることで、持続可能な村を実現するため、SDGsの考え方を持ち、環境、経済、社会の3つの軸で様々な取組を行っていると聞いています。ぜひこれからも作業部会でオーバーツーリズム問題の解決に向け、SDGsの理念を取り入れた新たなルールづくりを推進し、施設及び海域の適正な利用を図り、世界に誇れる村づくりに努めてください。今、最後のところで課長は取り決めの一つとして、環境にやさしいダイビング、シュノーケリングの国際的なガイドライン、クリーンフィンズの導入を進めているとありますが、現状のグリーンフィンズの活動状況をお伺いします。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えします。先ほども申し上げたんですが、グリーンフィンズという中で、海域制限等、中の環境をしっかりとルール化して、それを守っていこうということで、現在事業者の許可制度や海域の受入れ人数、様々な議論をやっているところであります。今後はそれもしっかりと踏まえて、充実した中身に持っていきたいと思っております。以上です。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  課長、ぜひそのグリーンフィンズにものっとってルールづくりをして、海の環境がそのまま持続可能できるように頑張ってほしいと思います。それでは次に移ります。持続的な村づくり推進税、観光税は今どういう状況になっているか、お伺いします。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  これにつきましては、昨年度予算の中で、推進税、委員会もしっかりと予算を取っていたんですが、このコロナの状況でなかなか協議等、検討ができない状況にあります。今年度も予算上の中には、予算化はまだされてはいないんですが、この現状をしっかりと見極めて、県との調整も必要になってきますので、しっかりとその辺は状況を見極めた上で議論を再開に持っていければと思っているところであります。以上です。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  課長、コロナ禍が収束すれば、またこれに対して取組をやってほしいと思っています。それでは次に行きます。商工業の振興についてお伺いします。コロナ禍において収入が減少した村民の生活を支援するとともに、売上げが低下した村内の水産業、村内事業所を応援し、村民の雇用を守ることを目的に、村民に対し村内事業所で利用できる景気回復商品券を発行し、村内経済の活性化を目指すとあります。商品券の発行はいつからか、また金額は幾らなのか、その内訳もお願いできればありがたいなと思います。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えします。まず商品券の発行はいつからかというのと、また金額は幾らかということについて答弁いたします。まず商品券の発行については、新型コロナウイルス感染症の状況を見極めながら、基本としては6月の実施に向けて作業を進めていく考えであります。また金額については、村民対象者、1人につき5千円を予算計上しております。予算規模で言いますと、令和3年当初予算計上額は総額6千8百8万円となっております。以上です。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  課長ありがとうございます。コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者や村民、そこで従事する村民は大変ありがたく思っていると思います。それで景気回復商品券の発行はこれからということでありますけれども、これは村内経済の活性化にもつながると思いますので、なるべく早めの配布をお願いしたいと思っています。次に行きます。コロナ支援策の村独自の支援策をお伺いします。
    ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  これにつきましては、まず先ほど申し上げたんですが、村民向けの商品券事業をはじめ、観光客の村内での消費を促す商品券事業、そして事業者の経営に関する相談を強化する事業も実施予定としております。また今後の状況を見ながら、再度家賃支援の事業の実施も検討していきたいと考えております。以上です。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  分かりました。それでは次に行きます。恩納村中小企業者・小規模企業者等の経営基盤の強靭化支援策をお伺いします。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えします。現在、新型コロナウイルス感染症の影響で、村内の事業者の皆さんは本当に厳しい状態にあります。そこで新型コロナウイルス感染症の影響により、経営環境の先行きが見通せない中、事業所が経営を継続していくために様々な工夫を村としてもバックアップしていきたいと考えております。例えば国などの各種支援策や補助金を利活用したり、経営基盤強化のために経営診断や中長期的経営改革の見直しをしたりする際に、中小企業の診断並びに税理士・経営コンサルタント等専門家との相談や診断をお願いしたりすると思います。そこでその専門家らへの相談について、村が支援することにより、事業所の負担を減らし、経営の健全化に向けて支援することにより事業所の倒産並びに廃業を防ぐことができるかと考えております。以上です。 ◆10番(糸数昭)  議長、10番。 ○議長(又吉薫)  10番、糸数 昭君。 ◆10番(糸数昭)  課長、恩納村の中小企業も小規模企業の人たちは大変困っております。そういうことで、去年、去年かな、一昨年かな、恩納村中小企業者・小規模企業者振興基本条例ができたおかげで、こういう商品開発や経営相談事業がこれからも継続して支援できる方法をとってほしいということで、私の質問を終わります。 ○議長(又吉薫)  順次発言を許します。 5番、大城 保君。 ◆5番(大城保)  パネルが設置されていますので、マスクを外して質問していきたいと思います。今日、午前中から今、糸数議員からありましたように、このコロナ禍で恩納村の経済が厳しい、事業者が厳しいということで、いろいろ質疑がありましたけれども、私もこのコロナ禍にあって、万座毛についてちょっと質問していきたいと思います。沖縄県で優れた万座毛でありますけれども、万座毛を地域活性化に生かす目的で建設された万座毛周辺活性化施設ですが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、厳しい状況の中、10月2日にオープンしました。自分も何度かそこの施設に飲食を兼ねて足を運んで、この状況を見ています。最盛期とは比較できませんが、オープン当時はある程度の客が足を運んでいたのかと感じておりますけれども、最近は人手が鈍ってきたのかと感じています。新型コロナウイルス感染症の患者の増加に伴う緊急事態宣言の発令に伴い、万座毛に訪れる観光客も減少し、施設は閑散としていたと認識しています。当局におかれましては、そのオープンしたときからの状況をどのように判断しているか伺います。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  議員の現在の状況についてということでお答えいたします。まず10月2日のオープンから観覧料を支払って万座毛を散策した観光客の人数を報告いたします。10月が2万7,157人で、1日平均905人。11月が3万6,113人で、1日平均1,204人。12月が2万4,182人で、1日平均780人。年明けて1月が1万196人、1日平均が329人。2月が7,275人で、1日平均260人となっております。減少の要因は、首都圏の緊急事態宣言によるもので、GoToトラベルの利用者が多かった11月と比べて2月は約80%の減少で、運営は厳しい状況となっております。以上です。 ◆5番(大城保)  議長、5番。 ○議長(又吉薫)  5番、大城 保君。 ◆5番(大城保)  ただいま課長のほうから入域客の報告がありました。そこで現在、経営が厳しいのかという答弁もありましたけれども、新年度予算に今回万座毛指定管理料ということで、3千9百70万円計上されていたので、自分は課長のほうにその対策も兼ねた予算なのかということをお聞きしたら、あくまでも指定管理料ということで、通常の委託料という答えをいただいて、この委託料、何に基づいてこの金額になっているのか、根拠等があればお聞かせください。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  指定管理料の積算根拠についてお答えいたします。指定管理料の算定については、施設を運営するために必要な年間収支計画により算出しております。主な収入につきましては、各テナント(9店舗)の家賃収入と電気水道料金の負担金、それから自動販売機の売上げが主となっております。これに対して主な支出は施設管理に係る各保守管理業務や電気水道料、それから人件費といたしまして、施設管理者4名、観覧案内徴収員2名、施設内清掃員3名、施設周辺作業員2名となっており、その収支の差し引きにより指定管理料を算出しております。以上です。 ◆5番(大城保)  議長、5番。 ○議長(又吉薫)  5番、大城 保君。 ◆5番(大城保)  ただいま課長から答弁がありましたけれども、私も課長に委託料金の指定管理料の金額の確認をした後に、直接施設の指定管理者である万座毛株式会社に足を運んで経営に関する状況を確認しました。そのときに収支計画書をいただいてきました。先ほど課長から答弁がありましたように、施設内の店舗の使用料(9店舗)、月額1百79万円の12か月で2千1百51万円、店舗の電気料、上下水道料金、月額48万円の年間5百76万円、それと先ほどホール使用料とか、その他含めて1百43万円、合計、施設で収益があるのが、2千8百70万円と村の指定管理委託料で3千9百70万円で、合計6千8百40万円で運営しているということで報告をいただいています。先ほど課長のほうからも現在の万座毛施設の状況を伺いました。とても厳しいということで答弁がありました。そこで各店舗においてもコロナ禍でのオープン、そして緊急事態宣言発令による集客減、それに伴う売上げ減、店を開ければ赤字は増え、週末営業等、自助努力はしているものの、なかなか改善されないと。赤字は増えるだけで、経営は危機的な状況であるということを伺っています。そこでこの厳しい状況では、今後の使用料が払えないということで、指定管理者に対し、使用料金の免除の申し出があったと伺っております。村としては、施設内テナントに対し、施設使用料の村独自の支援策の考えはないのか伺います。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えいたします。まず施設内の業者の支援策についてということで、この件に関連いたしまして、令和3年2月28日付で指定管理者から村に指定管理料、委託料の増額要望書が提出されております。内容といたしましては、首都圏の緊急事態宣言により集客が落ちて、各テナントが厳しい経営状況下にあるため、施設使用料の免除申請が指定管理者宛てに出されております。指定管理としても免除できるだけの運営費が厳しく、その免除相当額を指定管理料の増額をしていただきたいという旨のことでした。この件につきまして村の見解としては、この事情については万座毛のテナントだけに限られたものではないため、村内事業所に対する支援という形で国、県並びに支援も注視しながら、できるだけ早い時期に手だてしていきたいと考えているところであります。以上です。 ◆5番(大城保)  議長、5番。 ○議長(又吉薫)  5番、大城 保君。 ◆5番(大城保)  国、県の支援策を注視しながら手だてしていきたいということでありますが、自分も万座毛の周辺活性化指定管理者からの増額要請の文書をもらってきました。万座毛周辺活性化施設のテナントに関しては、先ほどから申しますように、コロナ禍でのオープンのため、事業実績が浅いということで、現状では国や県が行っているコロナ対策支援事業が該当せず、支援を受けることができないということをお聞きしました。各テナントからはこの厳しい状況では、先ほど申しましたように、今後の使用料が払えないということで、課長からもありましたけれども、指定管理者に対して施設使用料の免除の申出があったということを伺っています。指定管理者においても現在の厳しい状況の中、各テナントの使用料の支払いについては厳しいと判断し、使用料の免除申請の要請を受ける方向で進めていくと伺っています。そこで施設使用料の免除ができないかということで、ちょっと調べたら恩納村万座毛周辺活性化施設の設置及び管理に関する条例の中の使用料及び観覧料の免除と、第13条指定管理者は次に上げる基準により、使用料を減額し、または使用料及び観覧料を免除することができると。その中に村長が公益、その他特別な理由があると認めたとき、別に定める額、そしてまた恩納村万座毛周辺活性化施設設置及び管理に関する条例規則、使用料及び観覧料の免除、第10条に条例第13条の規定により使用料を減額、または免除することができる場合は次のとおりとするとあります。その中に、その指定管理者が特に必要と認めた場合、5割減から全額免除という文言があります。恩納村万座毛周辺活性化施設の設置及び管理に関する条例、そして恩納村万座毛周辺活性化施設の設置及び管理に関する条例施行規則からすると、自分の見解ですけれども、この免除は可能なのかと、自分はそのように理解しておりますが、先ほど質問しましたが使用料の免除はできないのか、その点を伺います。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  休憩お願いします。 ○議長(又吉薫)  暫時、休憩いたします。 △休憩 14時48分 △再開 14時48分 ○議長(又吉薫)  休憩前に引き続き会議を開きます。商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  今、議員からあったその内容については、村といたしましては、まずテナントに対する限られたことではないと。万座毛のテナントに限られたことではないので、村内の事業者に対する支援という形で、今後その支援の中でやっていきたいという考えであります。以上です。 ◆5番(大城保)  議長、5番。 ○議長(又吉薫)  5番、大城 保君。 ◆5番(大城保)  答弁では事業者の全体的なことを勘案して支援策を講じていくということで理解しました。次に、なぜ僕がこれを言ったかというと、指定管理者が使用料の免除を実施する場合、管理者においてもオープン間もないことからなかなか余力もなくて、何らかの手だてが必要だと思っています。万座毛周辺活性化施設の設置及び管理に関する条例、施行規則、観覧料の使途、この第11条に、観覧料は次に掲げる事項に充てるものとする。その中に施設の維持管理等に要する経費とあります。そこに観覧料を充てるのではないかということの答えをお願いします。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えいたします。恩納村万座毛周辺活性化施設の設置及び管理に関する条例、施行規則の観覧料の使途、第11条の中で、まず万座毛並びに周辺施設の維持管理等に関するものと考えており、まずテナントの使用料の対応は考えておりません。 ◆5番(大城保)  議長、5番。 ○議長(又吉薫)  5番、大城 保君。 ◆5番(大城保)  自分は、これは観覧料に充てられないのかという解釈で今、質問したんですけれども、最終的にはその判断は村長がするのかということで、村長にお伺いします。2月末に、先ほど課長からありましたように、株式会社万座毛から現在の万座毛の施設の厳しい状況の報告と、テナント使用料免除分の同額の指定管理料の増額の要請を提出されたと聞いております。そこで村長に伺います。先ほど施設使用料の減免について、村長が広域、その他特別な理由があると認めたとき、観覧料の使途についても村長が特に認める経費とあります。村長の裁量次第だと自分は思うんですが、万座毛株式会社から施設管理料の増額要請を受け、その観覧料をそれに充てることはできないのか、お答えをお願いします。 ○議長(又吉薫)  村長、長浜善巳君。 ◎村長(長浜善巳)  万座毛活性化施設、去年の10月にオープンしてすぐ緊急事態宣言や感染拡大により入場者も少ないというのを私も承知しております。私も毎週何度か行って、状況を確認しているところでございますが、本当に厳しい状況を認識しているところであります。その中で今、議員のほうからいろいろ御提言がありますことなんですが、村内におきましても多くの指定管理施設がございます。そういったところからも多くの意見、厳しいということで意見をいただいているところであります。そういったところも一緒に含めて、今後、先ほどから課長が言っております国、県の支援も注視しながらできるだけ早い時期に手だてができるように考えていきたいと思います。それと同時に、私たちは副村長も含めてなんですが、指定管理者の代表者の方とも一緒に話をして、どうにか継続できるような方法はないかということで、いろんな意見交換もしているところであります。本当に厳しい状況は認識しておりまして、国、県の支援も注視しております。それと同時に、またいろいろ考えていきたいと思いますので、御理解のほどお願いしたいと思っております。 ◆5番(大城保)  議長、5番。 ○議長(又吉薫)  5番、大城 保君。 ◆5番(大城保)  村長からも前向きな答弁ということで、先ほども申しましたとおり、万座毛を地域活性化に生かす目的、その目的で建設された立派な施設であります。この厳しい状況の中、また何らかの手だてをしなければ、地域は停滞、衰退しかねませんので、この施設が軌道に乗るまでやはり行政側の支援が必要だと思いますが、再度その答弁を求めます。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  議員の質問にお答えします。まず具体的にテナントの支援ということで、先ほどから話はしているんですが、これについては令和2年度で行った家賃支援、そういった支援策等も今の中では考えておりますので、全体的にそういったものでやっていければと考えております。以上です。 ◆5番(大城保)  議長、5番。 ○議長(又吉薫)  5番、大城 保君。 ◆5番(大城保)  僕も先ほどから言っているように、何らかの支援が必要だということで、今の厳しい状況を見るとですね、今、課長から答弁があったように、いろんな策を講じて、万座毛施設が軌道に乗るまで支援していただきたいという旨の質問でした。次に、沿道除草対策事業について伺います。観光地としての良好な景観づくりのために、沿道等の除草及び美化活動を目的に、恩納村観光協会が中心に有償ボランティアにより行っていますが、年の実施回数とその範囲、実施状況を伺います。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えします。令和2年度の実施状況については、年間計画で延べ158日で有償ボランティア18人を2班に分けて実施しております。実施場所については、海に面した沿道沿い及び仲泊バイパスや恩納南バイパス、またアカティーダバンタなどの緑地帯などとなっております。以上です。 ◆5番(大城保)  議長、5番。 ○議長(又吉薫)  5番、大城 保君。 ◆5番(大城保)  今、回数と範囲が答弁ありましたけれども、今年の施政方針の除草対策事業の強化とありました。前年度も観光協会の指定管理料が5百万円増額されていました。その予算委員会の中で、詳細説明で沿道の草刈り作業の増額と答弁がありました。今年度も指定管理料が8百24万円増額されています。その除草対策事業の効果と関連するのかと思いますが、施政方針の除草対策事業の強化とは何を指しているのか、お伺いします。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えいたします。本年度の草刈りの強化ということで今、議員からありましたが、令和3年度の従来の2班に加えて、地域からの有償のボランティアも募って、地元エリアを任せることで計画しております。地元エリアとはどういうものかといいますと、仲泊バイパス、恩納南バイパス、アカティーダバンタ、熱田旧道植栽帯で、これまで2班が実施していた部分を地域にお願いすることで、従来の2班の作業の頻度を上げる計画を考えております。作業日数といたしましては、沿道の2班が158日から200日に地元エリア60日程度を見ております。以上です。 ◆5番(大城保)  議長、5番。 ○議長(又吉薫)  5番、大城 保君。 ◆5番(大城保)  今、課長の答弁では範囲エリアを増やすということで、回数も増えますが、エリアも増えると。現在、除草作業は村道、沿道も実施していますが、メインは国道なのかというふうに理解していますけれども、今回エリアを増やすということですが、自分が気がついたところは、例えば仲泊と石川の交差点、旧ボーンズ交差点ですか、そこからおんなの駅の交差点までの、県道になるんですかね、そこもかなり草が生えたり、県が草刈り作業を実施しますが、やはり年に1回とかという回数なので、そこら辺も検討していただきたいと思います。次に行きます。国道においては観光協会が除草作業を実施し、草が伸びないうちに、この間ですけれども、伸びないうちにまた国道の委託業者が草刈り作業をしている実例が見えました。また国道や今後の道路環境について、この草刈り作業の回数とか、その辺の国道との道路環境について総合事務局とか、国道事務所との連携はどのように図っているのか、伺います。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  沖縄総合事務局及び北部国道事務所との連携についてということでお答えいたします。沖縄総合事務局発注の「観光競争協力のための魅力的な景観創出検討業務」により、恩納村の国道58号エリアを「リゾートエリアとして沖縄らしい風景・風土を体感できる道路環境へ再生する」ことを基本的な考えとすることで報告されています。今こちらの手元にあるこの計画書、これが総合事務局から出された道路緑化再生更新国道58号恩納村エリアということで、それの今、計画書があって、それについての報告書を受けております。これについて現在、北部国道事務所と村と総合事務局と、三者連携しまして、この計画の推進に向けて協議をしているところであります。以上です。 ◆5番(大城保)  議長、5番。 ○議長(又吉薫)  5番、大城 保君。 ◆5番(大城保)  国道の環境美化についての連携の協議をしているということで、自分が先ほど言ったのは、要するに草刈り作業が二重になっている部分もあることからの質問もかねていますので、その辺も同じ草刈り作業ですので、その辺も回数、場所を国道事務所ともしっかり調整してやっていただきたいと思っております。次に、これは施政方針の中に、「リゾートエリアを体感できる景観」とありました。そのリゾートエリアを体感できる景観とは何を指しているのか伺います。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  リゾートエリアを体感できる景観ということで、お答えいたします。まず「観光路線における再生・更新」の方針といたしましては、1つ目に、村内の連続的な運営の眺望景観を再生・維持する。例えば例で言いますと、街路樹や緑樹帯などの再整備。2つ目に、ホテルの緑化やボランティア花壇などの取組を推進し、華やかで親しみのある道路景観の形成を図る。3つ目に、不健全な街路樹、既存木を撤去または更新しまして、景観の再生を図るなどといった整備をすることにより、リゾート感の創出がしっかりと図られ、村内のリゾートエリアの体感が景観づくり等、しっかりできると考えております。以上です。 ◆5番(大城保)  議長、5番。 ○議長(又吉薫)  5番、大城 保君。 ◆5番(大城保)  今、課長の答弁に海への眺望、景観ということで、沿道から眺める海岸線のことを指しているのかと思いますけれども、これは以前、山田議員が質問をして、雑木の伐採された海岸沿いを走る国道58号から、美しい海岸線、特に海の色合いが眺められるようになりました。ほかについても保安林に指定されているところもあると思いますが、まだまだ木々の剪定により、沿道からきれいな海岸線が眺められる場所があるかと思って、ちょっと質問ですけれども、アカティーダバンタからみゆきホテルの間、それと国道瀬良垣から県道の交わる交差点付近、それとマリブハウスからルネッサンス間のこの間、先ほども触れましたが、保安林なのか、その辺ちょっと分からないのですが、雑木を剪定して道路からきれいな海が見られるようなことは可能なのか伺います。 ○議長(又吉薫)  農林水産課長、宮平 覚君。 ◎農林水産課長(宮平覚)  お答えいたします。今、保安林がないということで、これは議員がおっしゃる内容については、私も確かにそのとおりだと思っております。それで令和3年度の当初予算の中に、そういった保安林の形成、これは危険木だけではなくて、観光地としての景観にも配慮したような保安林の形成ができないかということで、1百90万円ではありますけれども、予算計上もしているところでございます。 ◆5番(大城保)  議長、5番。 ○議長(又吉薫)  5番、大城 保君。 ◆5番(大城保)  前向きな答弁で、ぜひ検討していただきたいと思います。次に、以前、商工会役員と議会の懇親会の中で、役員のほうから除草作業だけではなく、沿道に花を植えての美化の話がありました。県道、国道の草花を植栽できる場所、この間、現場踏査のときに、ある議員がおっしゃっていましたけれども、万座毛での沿道、除草作業の回数を増やすだけではなく、花を植えた沿道の美化は図れないか、この点について答弁を求め、私の質問を終わります。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えします。議員がおっしゃるように、可能だというふうに考えております。先ほどの方針でもありましたが、沿道に立地するホテルや飲食店、または地元の協力等により維持並びに管理体制が取れれば、苗畑から花を提供して沿道を緑化することで、十分可能だと考えております。以上です。 ○議長(又吉薫)  暫時、休憩いたします。 △休憩 15時07分 △再開 15時25分 ○議長(又吉薫)  休憩前に引き続き会議を開きます。順次発言を許します。 9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  通告した4件を順次質問していきたいと思います。まず水産業の振興について、真栄田、瀬良垣漁港の施設整備、維持管理についてであります。まず質問の前に、瀬良垣の漁港グラウンドの緑地化、芝張りが終了しまして、区民をはじめ、子供会、野球クラブの皆さんが大変喜んでいるところであります。村長以下、担当課の皆さん大変感謝しております。ありがとうございました。野球クラブの中から甲子園球児やドラフトにかかる子供が出ると思いますので、村長、ドラフトの際のコメントを考えておいてください。本当に近隣地域でも砂ぼこりが立たないということで、大変喜ばれておりますので、また維持管理に努めていきたいと思います。それでは瀬良垣漁港整備について伺います。何年か前に瀬良垣漁港浮桟橋について何回か質問してきました。その中で恩納漁港の整備が入りましたので、質問はちょっと控えていたんですが、間もなく恩納漁港の整備も終了するということで、再び質問していくんですが、前任の担当課長のほうからはきっちりとした浮桟橋を考えていきたいという答弁がありました。その辺で担当課の考えをお聞かせください。 ○議長(又吉薫)  農林水産課長、宮平 覚君。 ◎農林水産課長(宮平覚)  お答えいたします。まず瀬良垣漁港の浮桟橋ということで、その必要性については十分認識はしているところでございます。今現在、議員がおっしゃる恩納漁港の整備が進行中で、この漁港整備につきましては、地域水産物供給基盤整備事業というものを活用して、これは9割補助になりますけれども、こういった事業を活用して、今、整備のほうはしております。その事業の中で、今現在、瀬良垣漁港の浮桟橋がどうかということで、これは担当のほうも含めて、いろいろと模索中ではあります。現状としては今、瀬良垣漁港における漁民の数、また漁船の数、あと水揚げ、そういったところでなかなか採択に至るまでの数値というのがなかなか出ないものですから、今現在はちょっと厳しいのかというところで、ほかの事業も含めて、何かそういったメニューがあるのかどうかというところで模索しているような状況であります。以上です。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(又吉薫)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  まさに、以前も荷捌き所とか、そういった部分で費用対効果も考えたらちょっと厳しいという答えがありましたので、その辺はまた今後担当課のほうも努力して、我々も協力しながら、また漁業組合にも話をしながら進めていければと思います。欲を言えば、ポンツーン型の要請もしたんですが、条件上、かなり厳しいだろうという答えもありました。その辺は諦めることなく、ぜひまた続けて、協議に入っていければと思います。桟橋のほうは終わりまして、漁港内の管理道路と港湾内の間が今、コーラルで、ビーチコーラルの裸地化の状態になっておりまして、大雨とかの際には雨水と同時に、砂が一緒に港湾内に流れてしまうんです。真っ白くなる状態もありますので、その辺を鑑みながら、一部舗装等も検討できないか、その辺課長のお考えをお聞かせください。 ○議長(又吉薫)  農林水産課長、宮平 覚君。 ◎農林水産課長(宮平覚)  お答えいたします。一部舗装というところで、これは確かにこのコーラルが海域に流れていくということは好ましいことではないのかと思います。また、ほかの漁港においても網洗い場とか、そういったところもコンクリートにできないかとか、そういった要望等もございます。その辺も含めて、これは組合のほうともいろいろと地元、理事も含めて、今後また調整させていただきたいと思います。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(又吉薫)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  ぜひまた施設整備に向けて、大変費用対効果を考えますと、先ほど地区は組合員数が少ないものですから、その辺を考えて、モズクの生産等も最近は車で運ぶ場合が多いので、その辺も鑑みながら、ぜひ検討してもらえればと思います。それでは続きまして、真栄田漁港のほうに移ります。真栄田漁港も開港して約35年ほどになると思います。近年の大型台風や災害対策に向けた整備事業が必要と思います。国が推進している漁港整備長期計画等を利用して、基本計画の策定など、その辺を取り組んでいただければと思っての質問であります。担当課の所見をお聞かせください。 ○議長(又吉薫)  農林水産課長、宮平 覚君。 ◎農林水産課長(宮平覚)  お答えいたします。まず真栄田漁港の長期計画の策定というところで、現時点でそういった計画等はございません。ただし、今、恩納村里海づくり推進協議会、そういったところの中でも今後の漁港の整備の必要性というところは認識として洗い出されておりますので、そういったところはいろいろと考えていきたいと思っております。また真栄田漁港につきましては、若い漁民も大分増えてきまして、現時点でなかなか船を係留する場所が足りないんだというところも去年の理事会のほうでも、地元理事のほうからもそういった要望等もございましたので、物揚げ場を含めて、こういったものを今後計画していきたいと思っております。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(又吉薫)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  第1種の漁港だと思いますので、村管理でその辺はかなり働きかければうまくいくと思いますので、この真栄田漁港の特徴としては、やはりあれだけの東シナ海の波を全面的に受ける形になると思いますので、耐震の面からもその辺を強調しながらぜひ県、国に要請していただければと思います。漁港整備については終わりまして、続きまして、商工観光の振興について、新型コロナウイルスに村内の商工観光業、その他関係事業の経済影響について、まず1番目にお伺いしますが、先ほど来、多く質問が出ておりましたので、ちょっと簡素化して、このコロナウイルスの新年度予算の説明書でちょっとお聞きしたいと思います。今回、当初予算で国補助金を入れて2億6千万円余り、村負担が1億7千9百60万円ですか、かなり当局も知恵を絞っての予算づけだと思います。まず中小企業対策事業516万円余り、これは診断をして、国の補助金等につなげるという、その策定という形でよろしいんですか、お聞かせください。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。
    ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えいたします。まず令和3年度の予算の中で、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中小業者の支援事業といたしまして、これも引き続き今年度も予算計上しております。内容といたしましては、村内事業所を支援する方針といたしましては、専門家週2回の商工会に配置しながら、商工会において継続支援すると。内容といたしましては、経営基盤強化のために経営診断や中長期的景気策定の実施及び心理カウンセラー等による心理相談並びに心のケアの相談などとなっております。これにつきましては、予算については新年度予算では5百16万2千円の計上としております。以上です。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(又吉薫)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  これはこの1年間、コロナ禍の中で取り組んできて、実績を踏まえての予算づけなのか、そこら辺までお願いします。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  議員の問いについてお答えいたします。これについてはまず実績からの考え方であるんですが、令和2年度の実績について御報告いたします。中小企業への相談に関する支援事業といたしましては、専門家による経営相談が延べ319事業所、雇用調整助成金申請委託料支援が182件ありました。本支援事業で雇用調整助成金を利用したことのない事業者が申請に必要な書類等の一式を整えることができ、今後、再度申請する際に当たり、必要な足がかりというふうになりました。また感染症拡大の(聞き取れず)から専門家による相談系を受けることにより、コロナ禍における経営方針を考えるきっかけとなったと思っております。以上です。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(又吉薫)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  確かにこのコロナ禍で大型ホテルを含め、中小企業の皆さん方も本当に大きな打撃を受けているところであります。いくら予算づけしても足りないぐらいだと思いますが、できる限りの支援策はやっていかないといけないと思いますので、また我々も一緒になって、その辺を協力できればと思います。村内事業所、また経済支援策、村民雇用の支援策について、先ほどいろいろと安里議員からも質問がありました。その中でパート、アルバイト等も含めた村内のホテルの従業員等、村内が473名、村外が3,347名というふうにお答えしておりました。村内に関して、多分住民登録している社員寮と、今大型ホテル棟は社員寮が全部完備されておりますので、その辺もかなり含まれていると思います。まさにさっき言ったパート、アルバイト、村内在住で高校生とか、大学生とか、そういったかなり影響を受けた実態調査とか、数字とかは出ておりますか。出ていなければいいです。その辺をお聞かせください。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  議員の問いについてお答えします。特段とこれについての実態調査はまだ行っておりません。ただ、今後このようなコロナ禍の長期が予想されますので、この辺についても各ホテル等での非正規職員並びに村内出身者の現状等を踏まえた調査等を行っていければと考えております。以上です。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(又吉薫)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  その辺も大きな影響を受けている末端の方もかなりいると思いますので、本当にくまなく、誰一人取り残さないというSDGsの理念でお願いしたいと思います。その2件、商工観光の大打撃に関連して、村長へお伺いします。新聞等でも生活費の融資の貸付制度で厚労省の発表でも100万件を超え、国の予算でも1千9百億円余りを投じているという新聞報道がありました。また、県内においても住宅給付金の支給が前年度、全部がコロナ禍だとは思わないんですが、25倍にも膨れ上がっているという状況、まさに危機的な状況であります。その危機管理を念頭にした、これは基金等はかなり条例等に縛りがあると思うんです。村独自の、今後どういう……、感染症とか、いろんな危機的な状況が想定されると思います。その辺を鑑みながら、こういった基金等の検討をしてはいかがかと思って、村長のお考えをお聞かせください。 ○議長(又吉薫)  村長、長浜善巳君。 ◎村長(長浜善巳)  コロナにおいて、本当に県内はもとより恩納村においても大変困窮する方がいるのを承知しております。村内においても先ほど議員からありました3億3千3百万円の貸付けがあったということで、これは社会福祉協議会のほうに委託して、今、取り組んでいるところなんですが、そういったところも専門家の力も借りながら、その苦しんでいる皆さんを助けていきたいと。またいろんなアドバイスや助言など、きめ細やかなことをやっていきたいと思っております。それと議員からあります基金の件なんですが、現在、財政調整基金などを活用して、コロナウイルス対策をやっているところであります。引き続き、そういった基金を使ってコロナ対策の支援をしてまいりたいと思っております。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(又吉薫)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  ふるさと応援寄附金ですか、また大型ホテルの関連で固定資産税も法人税もかなり、減免等もあるんですが、かなり伸びていると思います。その辺も鑑みながら、ぜひ前向きに検討していただければと思います。続きまして、沖縄科学技術大学院大学の推進についてであります。施政方針にはイノベーションパーク等は載ってはいないんですが、去年ですか、資料を我々渡されて、説明会を開催したいということであったんですが、コロナ禍の緊急事態宣言において延びた部分がありました。延びているのか、行わないのかちょっと分かりませんけれども、その資料を参考にしながらちょっと聞いていきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。まずこの資料からして、2020年12月25日に作成されているのかどうか分かりませんけれども、日付が打たれております。恩納村に対する内閣府なのか、OISTなのか、その辺の打診とか、説明というのはいつ頃あったのか、その辺答えられますか。答えられなければいいです。 ○議長(又吉薫)  企画課長、喜久山 隆君。 ◎企画課長(喜久山隆)  お答えいたします。議員がおっしゃるイノベーションパークの件なんですが、こちらのほうは恐らく資料のほうはOISTのほうで作成された資料かと思っております。これについてはOISTの学長のほうからこういったイノベーションパークの計画を村、県も一緒になって考えてほしいということの学長からのプレゼンでございました。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(又吉薫)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  資料の中でプロジェクト推進組織の構成というか、プロジェクトの運営委員会の中に恩納村長で入っておりまして、沖縄県の副知事が入っております。その辺の動きはまだ全然運営委員会の協議会とかは開催されてないですか。 ○議長(又吉薫)  企画課長、喜久山 隆君。 ◎企画課長(喜久山隆)  運営協議会のほうなんですけれども、OISTのほうからイノベーションパークを推進するに当たっては、早急に設置が必要だということでありますけれども、我々県とまたOISTと村と共同してやることでございますので、この辺は協議会の立ち上げというのは慎重に行っていきたいと考えています。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(又吉薫)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  OISTも私も議員になる前からですので、喜納議員とか、吉山議員とか、山城議員はよく知っていると思いますが、当初誘致でかなり恩納村も浮かれた状況で、何も詰めるような対策もなかったと思うんです。やはりこういった無償対応でずっと来ていますので、今回イノベーションパークに関しましては、これは私の個人的な希望であるんですが、今までない事例だと思うんですけれども、内閣府の事務方でも呼んで、議会で説明会を行う、それぐらい意思を見せないと、我々、今回は本当に最後のチャンスだと思いますので、無理だとは思うんですけれども、これはぜひ要請をお願いしたいという思いであります。これは皆さんの働き方で、ぜひ実現してもらいたいと思います。それに関しまして、谷茶で今、実施している定住促進の村誘致の部分なんですけれども、こういった中身を見てみますと、本土の大手企業とか、かなり入っております。まだ実現してはいないんですが、このスケジュールには。そういった部分を含めて、定住促進も民間企業、例えばこれにもスーパーは入っているんですけれども、スーパーとか、いろんな医療施設とかは谷茶区がやっている部分の村有地を使ってでも恩納村は誘致するべきだと思います。その辺どうですか、課長。課長の思いをちょっとお聞かせください。 ○議長(又吉薫)  暫時、休憩いたします。 △休憩 15時49分 △再開 15時49分 ○議長(又吉薫)  休憩前に引き続き会議を開きます。 企画課長、喜久山 隆君。 ◎企画課長(喜久山隆)  お答えいたします。議員がおっしゃるように、谷茶区の今、進めております谷茶区定住促進事業につきましては、平成19年度に県のほうで作成されました沖縄科学技術大学院大学の周辺整備の基本計画の中でも門前町地区として、住宅エリアで示されております。我々としましては、用地面積3万6,090平米の中で、今現在90%が村のほうで購入が済んでおります。また工事につきましても、今年度末から国道事務所の恩納南バイパスの工事の残土で盛土を実施して、二、三年で完了する予定でございます。その中で我々は今、本年度地権者と工事の同意を得ている方に対しての買戻しのアンケート調査を行っております。結構買戻しの希望者がいまして、こういったアンケート調査の件も含めまして、地権者、谷茶区、OIST、また県とも連携をして、どのような周辺整備ができるかというのを検討してまいりたいと考えています。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(又吉薫)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  これは内閣府の事業で、定住促進は北部振興事業でしたか、2つのメニューは取れないのは重々分かっております。その辺は本当に思いをぶつけながらぜひまた交渉していただければと思います。それでは4番目に移ります。恩納村環境保全条例などに基づく土地利用の誘導についてであります。昨年は5年見直しに当たって、各行政区のほうから要請等が多く出されていたと思います。その中で要請の多かったのはどういうものが多くあったのか、その辺をお聞かせください。 ○議長(又吉薫)  企画課長、喜久山 隆君。 ◎企画課長(喜久山隆)  お答えいたします。令和2年度において5年に一度の土地利用用域の見直しを行いました。今回の見直しについては、30件の案件のうち変更が10件ございました。その中でやはり多かったことが、まず各行政区から住宅を建てる場所がないとのお話があって、農業用域と保安林制限用域を集落用域へ変更できるように、村として方向性を見出してほしいという意見がございました。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(又吉薫)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  まさにもう土地が限られている行政区が多いということは本当に……、この10件が見直しの部分の対象になったということでありますが、残りの20件というのはやはりほぼ同じ内容ですか、住宅希望用地取得の部分であったんですけれども、その辺再度お願いいたします。 ○議長(又吉薫)  企画課長、喜久山 隆君。 ◎企画課長(喜久山隆)  残りの案件についてもこういったほかのほうがかぶさっているところ、農振とか、保安林、そういったところの変更という意見が多くございました。 ◆9番(大城堅三)  議長、9番。 ○議長(又吉薫)  9番、大城堅三君。 ◆9番(大城堅三)  国、県の指針等もかなり交渉しながらやっていかないといけないと思いますので、住宅希望の部分というのは大変皆さんが望まれることだと思いますので、ひとつ頑張っていただきたいと思います。最後に、令和元年10月に環境保全条例の一部改正があったと思うんですが、その後、このコロナ禍で民泊等の需要がかなり減っていると思うんですが、その辺の民泊等で変化があったのかどうか、それをお聞きして、私の質問は終わります。 ○議長(又吉薫)  暫時、休憩いたします。 △休憩 15時55分 △再開 15時55分 ○議長(又吉薫)  休憩前に引き続き会議を開きます。 企画課長、喜久山 隆君。 ◎企画課長(喜久山隆)  民泊の件数については、特に大きな変化はございません。 ○議長(又吉薫)  順次発言を許します。 6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  それでは通告いたしました一般質問に入ってまいります。令和3年度施政方針のいの一番、冒頭1ページでは、新型コロナウイルスの感染拡大の中、村民の命と健康を守るため、医療従事者への経緯と感謝、引き続き村民においても強い危機感を持ち、感染拡大を防止し、村民生活と村内事業者の経済活動の早期安定化を優先的に対策を進め、村民の皆様と一体となって、この難局を乗り切っていく。そのような宣言がございました。私も全く同じ思いであることから、質問の1番目に強い危機感を持って感染拡大の防止に取り組んだ恩納村の予防策について伺ってまいります。2番目には、村民生活と村内事業者の経済活動の早期安定化を図る事業支援について伺ってまいりますので、よろしくお願いいたします。では最初の質問に入ります。村民の命を守るための予防策として多くの方が利用する庁舎や村の出先機関などでの感染者や濃厚接触者の情報を村民とともに共有することはとても大切なことだと私は思っております。当然、個人が特定されないことが前提ではありますが、この発生状況を教えてください。 ○議長(又吉薫)  総務課長、山城雅人君。 ◎総務課長(山城雅人)  お答えします。これまでの恩納村役場職員等で新型コロナウイルス感染者・濃厚接触者の発生につきましては、濃厚接触者として5名の職員が保健所から連絡がありました。しかしながら、発生には至らなかったというところを御報告いたします。以上です。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  陽性者は出なかったということですが、幸いなことだと思いますが、では庁舎や出先機関などで感染者は出ていない。村の感染対策本部では事案ごとにコロナ対応を恐らく私は作成していると思うんです、危機管理上。万が一、庁舎内で感染者が確認されたとしたらどのような対策を講じて、感染拡大の防止に努めていく計画等がありましたら教えてください。 ○議長(又吉薫)  総務課長、山城雅人君。 ◎総務課長(山城雅人)  先ほど御報告いたしました濃厚接触者の5名の職員につきましても各施設内で職員でもってしっかり消毒を行った上で、業務を行ったということでありまして、私どもとしては、各職員宛てにこれは令和2年4月の最初と、最近では令和3年2月1日に新型コロナウイルス感染症の恩納村庁舎内における感染拡大の防止のための対応についてというところで、具体的に発生した場合の対応とか、消毒の方法等、また連絡体制等も通知して、職員のほうに知らしているところであります。以上です。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  全体策も計画されているということで、すばらしいことだと思います。それでは次の質問に移ります。村民への感染防止のために行った村の周知活動を伺います。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  お答えいたします。村民に対する感染拡大防止の周知につきましては、広報紙、ホームページ、防災無線による提供、また今年から運用しておりますスマートフォンアプリ、LINEによる周知を行っているところでございます。また沖縄感染症対策本部からの情報につきましては、日々関係者のほうにメールで情報を共有しているところでございます。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  私もホームページを見ました。事細かく情報提供をしていることを感じました。感染すると重篤化するリスクの高いと言われている高齢者などは、ホームページにアクセスされる方はなかなか少ないと思います。ということで、ここからは防災弱者の目線で情報を届ける手段の防災無線特報など、この2つについて伺ってまいります。初めに、新型コロナ陽性者の発生状況を防災無線でお知らせしておりますが、どのような情報を何時に伝えているのでしょうか、教えてください。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  防災無線での周知につきましては、感染拡大の周知、感染症が発生したときの村民への周知、緊急事態宣言等の発令中などの注意喚起ということを行っているところでございます。毎日同じ時間帯ではございませんが、夕方6時前後にやるかと思います。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  お年寄りや子供たち、弱者に伝達する手段として、防災無線はとても有効な手段であります。何時頃放送したら効果があるのかと私は個人的に考えてみました。80歳以上の高齢者は午前10時頃に近くの商店に買い物に出かけている方が多いようです。また午後の4時半から5時頃の時間帯は60代以上の方が晩御飯の買い物に行く時間帯であり、お昼休み後に行う畑仕事や外で行う作業の時間帯でもあるようです。また、子供たちは外遊びの時間帯であり、下校時間とも重なります。些細なことですが、感染防止の観点からは何時頃放送するか、これはとても大切なことであります。そこでコロナ関係の放送を午前10時とか、午後4時半頃、この辺の一番情報が伝わる時間帯に放送するのが私は6時頃よりも効果が高いと思うんです。その辺お考えをお聞かせください。 ○議長(又吉薫)  総務課長、山城雅人君。 ◎総務課長(山城雅人)  ただいまの御質問は、防災無線の全般の運用にも関わることだと思いますので、総務課でお答えいたします。ただいまの御質問につきましては、防災無線の活用につきましては、実は多くの村民からこの運用の方法、例えば今おっしゃった放送時間の時間帯等、様々な御意見がございます。ですので、この意見につきましては、近々の庁議で、例えば各課の報告する、いわゆる防災無線を活用する内容についても事細かく話し合っていきたいと考えていたところでありますので、今、言った新型コロナについても特に防災と近い事案でありますので、その辺をいわゆる優先順位をつけながら、防災無線をどう活用していくのかというところを現在考えているところであります。以上です。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  施政方針の冒頭でも村民の命を守るということをおっしゃっていますので、適切な時間に放送していただきたいと私は思っております。私は実はこの質問をするために議長の許可はいただいておりませんが、去った土曜日に恩納共同売店に午前中と午後伺いました。そうしたら偶然にも店員の方もお客さんも一番いい時間帯だとおっしゃっておりました。ぜひ役場の担当課職員も議長の許可をいただいて、恩納共同売店に伺うとか、そのような形で情報収集を進めたらと思います。防災無線でのお知らせを有効活用するために、時間帯も綿密に練って放送している自治体も実はございます。情報は発信することが目的ではありません。受け取る側に伝わることが目的です。続きまして、広報おんなで行った感染防止、お知らせしたことを教えてください。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  お答えいたします。広報おんなにおきましては、感染拡大当初から感染症の予防策等を日々配信しているところであります。最近におきましては、前回の号ですか、コロナワクチンの概要等の方法内容も載せております。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  実は私、去年の1月からこの3月まで広報紙を全て読みました。そこで恩納村が感染予防としてお知らせしているのは去年の4月号、それと5月号、この2回だけだったんです。あとはマスクをいただいたとか何とかありますけれども、予防としての広報はこの2回だけでした。何を言いたいかと言いますと、あまりにも記事が少ないと感じています。去った1年間も、実は現在も平時ではありません。緊急事態は解除されましたが、いまだにコロナの影響を受ける緊急時であります。そのことからも村民の命を守る広報紙、緊急時においてはもっと多く掲載したほうがよかったのではないか、これからもそう思っております。村長のお考えをお聞かせください。 ○議長(又吉薫)  村長、長浜善巳君。 ◎村長(長浜善巳)  コロナが発生してもう1年が過ぎようとしておりますが、最初の頃は本当に皆さんどういう病気が分からないということで、大変心配もし、またマスクも足りない状況もあり、また村民も大変戸惑ったところもあったと思います。もう3月になり、近頃ではちょっとあまりよくないことなんですが、ちょっと慣れも発生したのではないかと思ってきております。やはりこの感染症はどこまで続くか分かりません。今、議員から御提言があるとおり、再度、村としましてもこの感染予防、村民に対しての周知はさらに徹底してまいりたいと思っております。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  よろしくお願いいたします。国は去年の4月16日から5月14日までの期間、全国を対象に緊急事態宣言の1回目を発令いたしました。時が過ぎれば記憶はどんどん薄れてまいりますが、緊急事態宣言では不要不急の外出自粛の要請、遊技場や遊興施設などの使用制限の要請などがありました。また、村においても学校の休校をはじめ、各種行事、イベントの自粛や取りやめ、公共施設の閉鎖や庁舎内においても職員を一日置きに出勤させるなどの対策を取っておられたと思います。これは実はまだ1年もたたないことなんです。また、今年に入り沖縄県では1月20日から2月28日までの期間、県独自の緊急事態宣言を発令しておりました。その際、必要な場合を除き、原則として外出しないよう、特に夜8時以降は不要不急の外出自粛の徹底を要請しておりました。その際、村民に感染させない、情報誌としては広報おんなは私は非常に有意義な発信源になるという思いがあり、先ほどの質問を行いました。そこで提案であります。広報おんなに、コロナに感染しない予防に特化した記事や、万が一、体調が悪くなったときはどのように医療機関を受診するのかなどのコロナに特化した特別号、別冊を発刊してはと考えております。いかがでしょうか。 ○議長(又吉薫)  健康保険課長、新里勝弘君。 ◎健康保険課長(新里勝弘)  村長からもあったとおり、村民への情報発信は大変重要だと感じております。今、議員が提案しましたコロナ予防に特化した別冊ということだと思いますが、これはまた検討してまいりたいと思っております。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  私の住んでいる地元南恩納では村のホームページから感染者率はたしか31名まで感染している一覧のリストがあります。これを字の広報で各家庭に配布しました。お年寄りは今まで恩納村からは発生していないと思っている方が多くいらっしゃいました。そのようなこともあり、私はぜひ別冊で発刊したほうがよろしいのではないかと思い、先ほどの提案をいたしました。次の質問に移ります。初めに、令和2年度に行った感染症関連支援策について伺います。 ○議長(又吉薫)  総務課長、山城雅人君。 ◎総務課長(山城雅人)  お答えします。現在までの新型コロナウイルス感染症対策事業費、国、県補助事業予算を含めますと、31事業ございまして、総額が17億4千1百3万円になります。内訳といたしましては、村単独事業といたしまして13事業を実施し、予算計上時の予算総額は1億1千9百23万円となり、令和元年度事業の1事業と三役給与の減額を含めますと、全てで15事業、総額1億4千1百23万4千円になります。内訳といたしましては、総務費が5百68万2千円、民生費が2千5百36万9千円、農林水産業費が6千52万9千円、商工費が1百50万円、教育費が2千6百15万円となっており、主な事業といたしましては、沿岸海域環境保全事業の3千6百万円、村内在住高校生就学支援緊急助成金1千6百50万円、農産生産物奨励事業が1千9百24万7千円が主な事業となっております。また、村単独事業に新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当したものにつきましては8事業になりまして、事業費が3億1千7百47万8千円になります。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当した主な内訳といたしましては、衛生費が1千5百25万8千円、商工費が2億7千3百88万5千円、教育費が2千8百33万5千円となっており、主な事業といたしましては、景気回復支援商品券発行事業が1億2千5百50万円、村内事業所家賃支援委託事業が6千2百36万円、雇用調整助成金利活用事業所支援委託事業が4千1百36万8千円、村内主要ホテル感染予防機器購入等補助事業が4千1百万円と計上しているところであります。以上です。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  総務課長、大変詳しい予算の在り方、御説明ありがとうございます。続きまして、このように多くの支援された中から3つの事業について効果、評価を伺ってまいります。1番目に商工会に委託したと思われますが、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中小企業への申請支援業務の内容と事業評価を教えてください。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。
    ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えいたします。中小事業者への相談に関する支援事業といたしまして、まず専門家による経営相談が延べ319事業所、雇用調整助成金申請委託料支援が182事業所ありました。本支援事業で雇用調整助成金や利用したことのない事業者が申請に必要な書類と一式を整えることができ、今後、再度申請する際の足がかりとなりました。また感染拡大初期から専門家による経営相談等を受けることができたことにより、コロナ禍における経営方針を考えるきっかけとなっております。課題といたしましては、コロナ禍の長期化により、当初の経営方針をさらに転換せざるを得ない事業者が多く、また今後、国の各種支援策を活用する上で、経営計画を新たに策定しなければならない事業所も増えてくるので、継続して専門家相談を受けられる体制を築く必要があると考えております。以上です。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  村内事業所かなり支援でスムーズに行えたようなこともただいまお聞きしましたが、そこで1点だけ、商工会に加盟していない村内の事業者にも同じような支援を行ったのでしょうか。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えします。これについては商工会に加盟しなくてもそのまま支援ということで、今回事業で実施しております。以上です。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  ある方から相談を受けまして、この方は商工会に加盟してなかったんです。それで支援事業の申請を行わなかったという方がいらっしゃったのです。ですから広報等できちんとこの辺は周知していただきたいという思いからの質問であります。続きまして、2番目の質問です。事業所家賃支援委託業務について教えてください。 ○議長(又吉薫)  商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えします。家賃支援事業につきましては、219事業所、総額3千6百10万4千円の支援を行いました。課題といたしましては、一部の店舗等において家主が家賃の減免を行っている店舗等がありましたので、その分家賃の収入に支援することができなかったということが考えられます。また、新型コロナウイルスの感染症の影響が1年以上継続している中、国の家賃支援給付金の再給付がない場合に、村独自の支援事業の再実施も必要ではないかと考えているところであります。以上です。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  この質問をもうちょっと掘り下げて聞きたかったんですけれども、後にちょっと時間を残しておきたいことがありまして、再質問は省略いたします。3番目の質問です。海岸海域環境保全事業の内容と評価、これも併せてお聞かせください。 ○議長(又吉薫)  農林水産課長、宮平 覚君。 ◎農林水産課長(宮平覚)  お答えいたします。海岸海域環境保全事業、これにつきましては、ダイビング協会、観光も含めて、結構ダイビング、シュノーケル、そういったところでコロナの影響でお客さんが少ないというところの中で、まずは恩納村漁業協同組合、あとダイビング協会と連携して環境保全活動と雇用対策、そういったところの目的で事業は実施したところであります。この効果といたしましては、現時点では今、手元に数量を持っていないものですから申し上げられないんですけれども、やはり海中清掃、そういったところでなかなかふだん対応できない場所、または陸域でも船でしかエントリーできない場所、そういったところを中心に、清掃というものを実施しております。そういったところでは効果があったものと。また、ダイビング協会のほうからも雇用をつなげる、そういった意味でもこの事業はありがたかったということのお声も聞いております。引き続き令和3年度も実施していただきたいという声もございますけれども、当初予算にまだ計上はしておりませんけれども、継続していってもらいたいということの話もあるところでございます。以上です。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  ただいまの課長からの説明もございましたが、ダイビング協会と漁業関係者、組合の皆様の収入が落ちている。日当、賃金を支払って雇用対策を図るというのが大きな目的だったと思います。それと海の清掃を行う。そこで議会としては、偏った方々だけがもらうのではなくて、幅広く募るようにということを議会からの申し入れがございましたが、その辺は今、資料を持っていないとおっしゃっていますので、改めて教えてください。このように村が行った支援事業、事業終了後に事業評価を行うことはとても大切なことであります。また、そのことから次の機会に行う支援事業にも参考になることでしょうから、各担当部署では結果を詳細にまとめ上げて、さらなる村民支援に結びつけていただきたいと私は思っております。よろしくお願いいたします。時間が少しなくなりましたので、申し訳ありませんが、3)の質問は取り下げたいと思います。申し訳ございません。続きまして、4番、最後の質問に移ります。新型コロナ感染症の影響で村内ほぼ全ての産業は売上げの減少が続き、その影響が長期化しております。先ほども大城堅三議員からも似たような質問がございましたように、私はまた違う視点からこの質問を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。中でも地域に根差した私たちの身近な地域で営業活動している村内事業所の中には、支援が届いていないために事業の継続が大変厳しいという声が聞こえております。そこで身近な地域で活動をしている売上げが著しく減少している村内事業者を対象に、支援金を給付していただきたいと思っておりますが、まず初めに、村長のお考えを伺います。 ○議長(又吉薫)  暫時、休憩いたします。 △休憩 16時22分 △再開 16時23分 ○議長(又吉薫)  休憩前に引き続き会議を開きます。 村長、長浜善巳君。 ◎村長(長浜善巳)  経済を回す観点から支援金の給付ではなくて、例えば商品券事業のように物とお金、そしてまた雇用まで一緒に回すような事業展開をして、様々な事業者に物、人、金の流れを作り上げて全体的な支援をしていきたいと考えております。以上です。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  私が通告書に書いてある多岐にわたる支援の職種を書いておりますが、その中から抜粋して、ちょっと時間がございませんので、2つの業態のことをこれから伺ってまいります。参考事例として伺ってまいります。まず運輸業の中から個人タクシーについて取り上げてみたいと思います。イベントの中止、県民の外出自粛の影響などで売上げは激減いたしました。また修学旅行によるタクシーの借上げはほぼゼロで、収入は例年の30%に届かない状況であると。また月によってはゼロであったという月もあったと沖縄県個人タクシー協同組合の局長はおっしゃっておりました。大変厳しい状況であり、助けてほしいと切実に訴えておりました。そのことを執行部の皆様、そういうふうな情報はお耳に入っているでしょうか、教えてください。 ○議長(又吉薫)  暫時、休憩いたします。 △休憩 16時25分 △再開 16時25分 ○議長(又吉薫)  休憩前に引き続き会議を開きます。 商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  お答えいたします。今、議員がおっしゃる個人タクシーのそういった個人事業者については、今年度、令和2年度につきましては、持続化給付金等のほうで申請等があれば、その中での支給と考えており、特に今、商工のほうでは個人事業者についての支援ということは今のところは出ていないという現状であります。以上です。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  実はこの持続化給付金、県内のほとんどの個人タクシー事業者はいただいているようであります。それでも収入が激減して、別で借入れしているとか、そういうことをおっしゃっておりました。県内には陸上公共交通機関がモノレール、路線バス、タクシー業界、合わせて3業種あります。皆さんも御存じだと思います。私は個人的には運転代行を含めて4業種あると主張しておりますが、統計的にはまだ3業種です。その3業種、コロナ前の平成30年度の実績で、年間輸送人員はタクシーが断トツのトップでございます。延べ乗車人員は3,842万5,000人、次に2,553万3,000人の路線バス、3番目が1,905万7,000人のモノレールでありました。それぐらいタクシーは公共性が高い乗り物なんです。タクシーは身近な公共交通機関であることからも恩納村周辺の市町村では実は真っ先に支援を行っておりました。いかがでしょう。私は早めに補正を組んででも、全ての職種の一例として申し上げておりますが、その辺はお考えになっていただけないでしょうか。 ○議長(又吉薫)  暫時、休憩いたします。 △休憩 16時28分 △再開 16時28分 ○議長(又吉薫)  休憩前に引き続き会議を開きます。 村長、長浜善巳君。 ◎村長(長浜善巳)  我々のこれまでのコロナウイルス対策の支援の方法なんですが、やはり限られた予算でやっていかなければいけなかったという部分がありました。そこで私たちは国、県の手だてができない分、隙間となっている部分を恩納村は担っていこうというふうに取り組んでまいりました。ただいま議員がおっしゃる各事業、いろんな事業が恩納村にもございます。そういったところはやはり今後私たちも皆さん方の意見とかまだ届いていない部分がありますので、商工会とか、そういったところとまた連携して、何か意見交換もしながら、そういったところは検討していければと思っています。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  ただいま村長から国、県からの届かない支援を網羅した支援を行っていくとおっしゃっておりました。私も全く同感でございます。続きまして、もう1例、例を挙げて、この通告書の業種の中からもう1例、教育学習支援業種について調べてみました。実は調べてみたというよりも、ある方から相談を受けたことでもございます。それで掘り下げて調べてみました。村内には学習塾、書道教室、琉舞に空手道場など、子供たちからお年寄りまでを対象とした教室や道場などがございます。そのような教育学習支援業者に対しまして、恩納村は支援を行っていたでしょうか、教えてください。 ○議長(又吉薫)  教育長、當山欽也君。 ◎教育長(當山欽也)  それではお答えしたいと思います。コロナの支援策としまして、令和2年度には教育委員会におきましては、学校が休校になった関係もございまして、今までにない厳しい状況でございました。そのような中で、学校再開とともにスクールバスの増便とか、小学校の給食費の免除、あるいは高校生への支援等、そういうのをやってまいりました。それと各学校への感染予防対策の備品等、消耗品等、そういうのも支援をしてまいりました。今、申し上げましたように、教育委員会では児童生徒、それから高校生の支援をやってまいりました。お尋ねの教育学習支援事業者への支援ということでございますけれども、教育委員会としましては、現在、学習支援業者等の給付の必要性の現状を把握しておりません。その業種についても現在どれだけあるのかについても把握はしていない状況でございます。そういう関係もあって、現在その支援は考えておりません。今後、緊急を要する場合、あるいは優先順位等を考えながら、そういう事態が起こりましたら調査の上、財政当局と調整して支援を検討してまいりたいと考えております。以上です。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  実は私も相談を受けた手前、ちょっと調べてみました。私は(聞き取れず)の教育関係のところをちょっと調べたんですが、教育や文化です。例えば村が行った家賃補償もいただいていない、非接触体温計などの物品支援もいただいていないと話しておりました。家賃支援はと言ったら、家賃支援もいただいていない。私たち商工会に加盟していないからと言うんです。だから先ほど支援事業の件でもっと広く周知したほうがいいですと言ったのは、そのことでございます。緊急事態宣言が発令されたときは、3つの密を避けるためにこのような教室はほとんどがお休みでした。だからほとんど収入はないんです。かなりつらい業種、業態なんです。村からの支援は何もなかったと話されていました。改めて伺います。そのようなことをどのように感じるでしょうか。 ○議長(又吉薫)  暫時、休憩いたします。 △休憩 16時32分 △再開 16時33分 ○議長(又吉薫)  休憩前に引き続き会議を開きます。 商工観光課長、山田俊幸君。 ◎商工観光課長(山田俊幸)  今、議員からあったことについてお答えします。まず家賃支援については、先ほども言ったように、商工会に加盟しなくても、それは村内全域で考えていますので、それについての周知ができなかったということについては、今、私どもとしましても新年度の中でしっかり家賃支援についても検討しますので、その辺はしっかり周知もしながら個人の皆さん、賃借している皆さんにもしっかりとその辺が行くようにしっかりやっていきたいと考えております。 ◆6番(佐渡山明)  議長、6番。 ○議長(又吉薫)  6番、佐渡山 明君。 ◆6番(佐渡山明)  実はこのようなときに行政に届かないのは小さな声なき声、小さな声、組織の弱い業種の声だと言われています。震災のときとか、いろんなとき、災害があったときもそうですけれども、声なき声を、今回例といたしまして、個人タクシーや運転代行、また教育、文化、芸術などで生計を立てている方々のことを大きく2つで取り上げましたが、まさにその方々は声なき声の方々なんです。繰り返しになりますが、緊急事態になればなるほど弱者目線、村民目線で国や県のサービスが行き届かない方々を支援することは村としても私は最優先事業、優先度の高い重要な施策だと考えております。令和2年度の感染症対策支援事業、本村の近隣、実はこれはちょっと申し上げづらいのですが、もう質問ですから申し上げます。ほぼ全ての市町村で売上げが減少した地域の事業所の方々に第1弾、第2弾の支援をしています。タクシーに限って言えば、私は読谷村以外は宜野湾市から名護市まで全てのところが第1弾、第2弾の支援を既に終えております。それ以外にも私が述べただけの業態、この業態に対して第1弾、第2弾の支援をしますという市町村も実は既に多く、令和2年度で終わっているんです。もう一度繰り返しますが、声なき声、小さな団体に加盟していない方々、なかなか役場は敷居が高いんです。それでもしよろしければ、関連するポジションにいらっしゃる皆様、少しでもよろしいですから地域に出向いてみて、先ほどの防災無線の件でも恩納共同売店に出向いていけば、大体人が一番多い時間帯、外に出ている時間帯の情報も入ります。ぜひそのような形で村民全てに行き渡るコロナ支援事業が今後展開されていくことを御期待いたしまして、私の一般質問は終わります。 ○議長(又吉薫)  福祉課長より発言があります。発言を許します。 福祉課長、長浜保治君。 ◎福祉課長(長浜保治)  すみません、お時間を取らせていただきまして、ありがとうございます。午前中の宮崎議員の質問の中で説明しました児童手当の受給者1万円の支給についてですけれども、これはひとり親世帯のみならず、全ての児童手当対象者に対して1回限りの支給を行っておりますということで、大変申し訳ございません。訂正のほうをよろしくお願いします。以上です。 ○議長(又吉薫)  以上をもって、本日の日程はこれで全て終了いたしました。本日は、これで散会いたします。 △散会 16時37分 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。     議長          又吉 薫     会議録署名議員17番  又吉 貢     会議録署名議員1番   金城重治...